直腸がん
「直腸がん」とは、大腸のうち直腸部分にがん細胞が認められる病気です。主な症状として下痢、便秘、便が細くなるなど便の異常や、便への血液付着があります。消化器内科や消化器外科を受診してください。検査は血液検査、直腸鏡検査です。病期により治療は異なり手術、放射線療法、化学療法、標準療法を行います。
亀田総合病院 腫瘍内科
瀬口 京介 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
大腸の肛門付近にある直腸に発生する「がん」です。
深達度、リンパ節転移、遠隔転移の有無で決まります。ステージによって治療方法を考慮します。
進行速度は、がんの種類や、がんに関する特定の遺伝子異常などの個人差があり、一概に言えません。
直腸がんは、大腸のうち直腸から発生するものであり大腸がんの一種です。
年齢だけで生存率が低下するとは言えません。
がんのある場所や進行の状況によっては、ストーマ造設が必要となる事があります。
直腸がんなどの大腸がんは、他のがんに比べて比較的治りやすいがんのひとつとされています。
人工肛門自体が寿命に影響することはありませんが、手術により合併症が起こることはあります。
直腸にできる腫瘤のことで、多くは良性の腫瘍ですが、悪性化してがんになることがあります。
一般的に、症状だけで余命を判断することはありません。
直腸がんステージIIIの5年生存率は、68.8%とする報告があります。
高齢であることが、がんの進行速度に直接影響するわけではありません。
ストーマ造設後は、生活の中で一部注意すべき点があります。
症状について
主に生活習慣と遺伝的素因が関与します。
病期(ステージ)によって異なりますが、特徴的な症状として血便、排便回数の増加、細い便が挙げられます。
血便や排便回数増加、細い便が出ることがあります。
定期的な便のチェックを行いましょう。また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、無料で直腸がんかどうかセルフチェックができます。
直腸がんによる肛門痛や、腸閉塞が生じると腹部の間欠的なさしこみ痛を生じる場合があります。
基本的には痛みが出るのはお腹ですが、肛門付近のおしりが痛むことはあります。
蠕動痛は消化管の動きに伴って起こる痛みのことで、しばらくすると治ることが多いです。
動くしこりががんである可能性は低いですが、病気が隠れていることもありますので、一度医師にご相談ください。
下痢は直腸がんの症状のひとつです。下痢が続く原因は直腸がんだけではありませんが、がんである可能性はあります。
直腸がんでお腹から水の音がすることは少ないと考えられますが、気になる方は医師にご相談ください。
直腸がんですぐお腹が空くという症状はあまりありません。
治療について
基本的には、遠隔転移がなければ根治を目指した手術、遠隔転移があれば生活の質の維持を目指した薬物療法が主体となります。
手術の方法等により異なりますが、術後に腸閉塞や排尿・排便障害が起こる可能性があります。
人工肛門に寿命はありません。装具の交換日数は使用している装具などにより異なります。
肛門括約筋を切除した場合、肛門を締める機能が働かなくなり日常生活が不便になってしまうためです。
縫合不全を起こす危険性がある場合や起きてしまった場合に、一時的に人工肛門を造設することがあります。
がんが切除不可能と判断され、手術ができない場合もあります。
受診について
検査について
薬について
薬 : ニボルマブ(オプジーボⓇ)について
ニボルマブ(オプジーボⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
ニボルマブ(オプジーボⓇ)には、どのような効果がありますか?
ニボルマブ(オプジーボⓇ)の作用機序について教えてください。
ニボルマブ(オプジーボⓇ)の副作用の出現時期は、いつですか?
薬 : ペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)について
ペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
ペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)には、どのような効果がありますか?
ペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)の作用機序について教えてください。
ペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)は効果が出るまでにどれくらいの時間がかかりますか?
薬 : ペルツズマブ・トラスツズマブ・ボルヒアルロニダーゼ アルファ(フェスゴⓇ)について
ペルツズマブ・トラスツズマブ・ボルヒアルロニダーゼ アルファ(フェスゴⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
ペルツズマブ・トラスツズマブ・ボルヒアルロニダーゼ アルファ(フェスゴⓇ)には、どのような効果がありますか?
ペルツズマブ・トラスツズマブ・ボルヒアルロニダーゼ アルファ(フェスゴⓇ)の作用するメカニズムを教えてください。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ