直腸がんの進行速度はどのくらいですか？
進行速度は、がんの種類や、がんに関する特定の遺伝子異常などの個人差があり、一概に言えません。
進行速度の予想は難しい場合が多いですが、ある研究では約200日で腫瘍（腫れ物やしこり）の量が倍になるという報告があります。
ただし、現時点ではあまり進行速度を予測できるものはなく、有効な研究は確認できません。
このため、以下に個人の見解を記載します。
一般的には、腫瘍量の少ない早期がんに比べて、腫瘍量の多い進行がんは進行速度が速くなるとされています。
一方で、BRAF遺伝子等の一部の遺伝子変異を有する場合や、低分化がん、抗がん剤などの治療の効果が悪い場合は、進行が早いと個別の要素で判断できる場合もあります。
ご自身の病状について気になる場合は、担当の医師に確認してみましょう。早期がんであっても放置せず、可能なうちに早期に治療開始することが重要です。
亀田総合病院 腫瘍内科
瀬口 京介 監修
(参考文献)
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