腸閉塞

腸閉塞とは、腸の内容物がうまく肛門側へ流れなくなる病気です。イレウスとも言います。

原因には大きく分けて、腸がくっつく、ねじれる、もしくはがんなどのできもので腸の内容物が通らなくなる場合と、腸の動きが悪くなり内容物が溜まってしまう場合の二種類があります。

腸の血の巡りが悪くなるほどの腸閉塞では、死亡率は8〜25%に達するとの報告があります。

大腸がんの進行度（ステージ）によって余命は異なるため、一概には言えません。

10代や20代でも腸閉塞になるリスクはあります。

腹痛や吐き気、嘔吐、お腹の張り、排便や排ガスがなくなるなどの症状が見られます。

腹痛や嘔吐、排便や排ガスの停止などの症状があれば、医療機関を受診しましょう。特に、お腹の手術歴がある場合は腸閉塞のリスクが高いので要注意です。

お腹の張りや不快感、食欲不振のような漠然とした症状が初期に起こることがあります。

必ずしもそうとは言えません。

消化器内科または消化器外科を受診しましょう。夜間・休日の場合は、救急外来を受診してください。

腸閉塞の原因や重症度によって治療は異なり、鼻から管を入れて腸に溜まった物を排出する、食事を止めて点滴をする、手術するなどの治療があります。原則、入院治療が必要です。

腸閉塞の治療は保存治療と手術があり、手術の場合は1～2週間程度の入院が必要です。

腸閉塞になった際は自分で対処しようとせずに、病院を受診することをおすすめします。