胃がん検診はなぜ2年に1回行う必要があるでしょうか?また何歳から検診をすればいいでしょうか?
国内の研究結果をもとに、死亡率や検査によるリスクを考慮し対象年齢は50歳以上、検査の間隔は2年に1回となりました。
胃がん検診の間隔については、日本の研究で3年以内に検査を受けると死亡率が30%減少することがわかりました。
韓国の研究でも、40歳から79歳の人が4年以内に検査を受けると、死亡率が20%から40%減少することが示されています。
早期の胃がんはほぼ症状が無いため、内視鏡検査を行うことでできるだけ早い段階で見つけ、早めに治療を行うことができます。
しかし、内視鏡検査を行うことによる体の負担もあるため、リスクとメリットのバランスを考慮し、検査の間隔は2年とされています。
胃がん検診の対象年齢は、50歳以上とされています。
その理由は、50歳を超えると胃がんのリスクが上昇していく一方で、50歳未満の人にとっては、内視鏡検査や追加の検査によるメリットがさほど多くないと考えられているからです。
しかし、検査の対象年齢や間隔は、個々の患者さんの状況によっても異なります。例えば、ピロリ菌感染のある方や除菌後の患者さんでは、より頻回に検査を行った方が良いでしょう。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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