食生活が原因で胃がんになることはありますか?
食生活が胃がんのリスクを上昇させる可能性はあります。
食生活は胃がんの発症リスク増加の要因のひとつであるとわかっています。
平成2年に日本で行われた研究によると、塩蔵魚卵、漬物、魚の干物、味噌汁、米、魚介類などの摂取頻度が高い「伝統型」と呼ばれる食事を摂る頻度が高いほど、男女とも胃がんのリスクが上がることが報告されています。これは塩分量の摂取が多いと胃がんのリスクが上がるためです。
その一方で、色々な種類の野菜、果物、海藻、じゃがいも、ヨーグルト、きのこ、大豆製品、牛乳、卵などを摂取している「健康型」の食生活をしている場合、特に女性において胃がんのリスクを低下させる可能性があるという報告があります。
もちろん、個々の患者さんにおいて胃がんになった直接の原因がわかることというのは多くなく、大抵はさまざまな要素が絡み合っています。
胃がんの発症リスクを下げるためにも、塩分控えめでバランスのよい食生活を心がけましょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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