スキルス胃がんと未分化胃がんの違いは?血液検査で見つかる?どう転移する?
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スキルス胃がんは血液検査で発見できますか?
スキルス胃がんは血液検査で発見できますか?
血液検査がスキルス胃がん発見の糸口となることはありますが、血液検査のみで確定させることはできません。
血液検査がスキルス胃がん発見の糸口となることはあります。
スキルス胃がんをはじめとする胃がんでは、胃から出血が起こる可能性があります。胃から持続的な出血が起こることで、血液検査において、赤血球数(RBC)の減少や、ヘモグロビン値(Hb)の減少、尿素窒素とクレアチニンの比率の上昇(BUN/Cre)などが指摘されることがあります。
また、進行度によっては血液検査で腫瘍マーカー(CEA、 CA19~9など)が上昇してくる場合もあります。
ただし、血液検査のみでスキルス胃がんを診断することはできません。スキルス胃がんの診断には、胃カメラを使って、胃の組織の一部を切り取り、観察する検査(生検)が必要です。
血液検査で胃がんが疑われた場合には、必ず検査を受けるようにしましょう。
スキルス胃がんはどのように転移しますか?
スキルス胃がんはどのように転移しますか?
スキルス胃がんはお腹の中の他の臓器に転移することが多いです。
スキルス胃がんはお腹の中の他の臓器に転移することが多いです。
一般的に、スキルス胃がんは、胃の壁から外側に向かって広がっていきます。がん細胞が胃の外側にまで広がっていくと、一部のがん細胞が胃から剥がれ落ち、お腹の中の他の臓器にばらまかれます。これを腹膜播種と言います。
腹膜播種が起こることによって、卵巣への転移(Krukenberg腫瘍)や、直腸と子宮の間のスペースへの転移(Schnitzler転移)、直腸と膀胱の間のスペースへの転移などが起こることがあります。
これらが疑われる場合には、CTやMRIなどを用いた画像検査、直腸診などが行われます。
ほかにも、腸への転移による腸の通過障害や、胆道への転移による胆道閉塞、腹膜の炎症(がん性腹膜炎)や、それに伴うお腹の中の水分の貯留(がん性腹水)などを引き起こす可能性があります。
がん性腹膜炎やがん性腹水は特に予後が悪いため、注意が必要です。
胃がんは症状に乏しい病気であり、特にスキルス胃がんは、他の胃がんに比べて進行が速いことが多いです。
早めに発見し、治療を開始するためにも、健診や人間ドックを活用するようにしましょう。
(参考文献)
未分化胃がんとスキルス胃がんの違いについて教えてください。
未分化胃がんとスキルス胃がんの違いについて教えてください。
未分化胃がんの一種がスキルス胃がんと呼ばれる種類のものです。
スキルス胃がん、未分化胃がんはどちらも、胃がんの分類のひとつです。
スキルス胃がんと未分化胃がんには一部共通した部分がありますが、まったく同じ概念というわけではありません。
スキルス胃がんとは、胃がんを、その性質から分類したときの名称で、がんそのものが硬い性質をもった胃がんです。まわりの組織にしみ込むように浸潤し、悪い胃がんであることが知られています。
一方で、未分化型胃がんとは、がん細胞を顕微鏡で観察した時の特徴で分類したもので、がん細胞がもとの胃の細胞から大きくかけ離れた形態をしている特徴のある胃がんです。
以上のように、異なる観点から見た胃がんの分類のひとつであり、重複した部分とそうでない部分があります。
スキルス胃がんは未分化型が多いですが、未分化型のすべてがスキルス胃がんというわけではありません。
(参考文献)
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横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
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