カルボプラチン(パラプラチンⓇ)には、どのような効果がありますか?
このお薬は、 がん細胞の増殖を抑える作用があり、肺がんや頭頸部がんなど多くのがんの治療に用いられます。
カルボプラチン(パラプラチンⓇ)は、がん細胞のDNAの合成を阻害することで、がん細胞が増えることを抑える注射のお薬です。このお薬は、「抗悪性腫瘍剤」という分類で、特に「白金」という成分を含むグループに属しています。 カルボプラチンは、次のようなさまざまながんの治療に使われます。
- 頭頸部がん
- 肺小細胞がん、非小細胞肺がん
- 睾丸腫瘍
- 卵巣がん
- 子宮頸がん、子宮体がん
- 悪性リンパ腫
- 乳がん
- 小児の悪性固形腫瘍(神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、中枢神経系胚細胞腫瘍、再発または難治性のユーイング肉腫ファミリー腫瘍、腎芽腫)に対して、他の抗がん剤と併用して使用されます
臨床試験では、頭頸部がんや肺小細胞がんなどで、がんが小さくなる効果が確認されています。また、非小細胞肺がんでは、パクリタキセルという他の抗がん剤と併用することで、がんが小さくなる割合が23%であったという報告もあります。 この薬は、医師が患者さんの体表面積(身長と体重から計算される面積)や症状の程度などによって、使用量や使用方法を決めて注射されます。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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