カルボプラチン(パラプラチンⓇ)とパクリタキセルを併用する治療について教えてください。
非小細胞肺がんの治療において、カルボプラチンとパクリタキセルの併用療法で、がんが小さくなる効果が報告されています。
カルボプラチン(パラプラチンⓇ)は、非小細胞肺がんの治療に用いられるお薬のひとつです。この非小細胞肺がんの治療において、カルボプラチンと「パクリタキセル」という別の抗がん剤を併用する治療法が広く使われています。
これは、「併用化学療法」と呼ばれる治療法で、複数のお薬を組み合わせることで、がん細胞をさまざまな角度から攻撃し、より高い治療効果を目指します。
ある臨床試験では、カルボプラチンとパクリタキセルを併用した非小細胞肺がんの患者さん190人において、がんが小さくなる割合(奏効率)が23%であったと報告されています。また、この併用療法を受けた患者さんの生存期間の中央値は233日でした。
この治療法中も、骨髄抑制(血液を作る働きが弱くなること)や吐き気、嘔吐、脱毛など、さまざまな副作用が現れる可能性があります。そのため、治療中は医師や薬剤師、看護師が患者さんの状態を注意深く観察し、必要に応じて副作用への対処を行います。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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