非小細胞肺癌のステージⅣでEGFRやALKが陰性と言われました。ペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)で完治した人はいますか?
このお薬で、一部の方に完全奏効が認められています。
ペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)の臨床試験では、治療後にがんの兆候がすべてなくなる「完全奏効」という状態が、一部の患者さんで確認されています。
例えば、このお薬で治療された、EGFR遺伝子変異・ALK融合遺伝子陰性の転移している非小細胞肺癌(ステージIV)の患者さん154人では、7例(4.5%)の方が完全奏効、64例(41.6%)の方が部分奏効であったと報告されています。なお、こちらは PD-L1というタンパク質が、がん細胞に高い割合で発現している方での結果です。
完全奏効は非常に良好な治療効果を示しますが、その後も長期的な観察が必要とされます。なお、がん治療において、「完治」という言葉は、再発の可能性がゼロではないため、一般的には慎重に使われます。特にステージⅣのような進行したがんでは、治療の目標は、病気の進行を抑える、症状を和らげる、そして生存期間を延ばすことに置かれます。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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