ステージIIIの非小細胞肺癌と言われました。手術前にペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)を使うことで、手術の成功率はどの程度改善されますか?
このお薬を手術の前後に使用して、再発等が起こるまでの期間が長くなることが報告されています。
非小細胞肺癌の方を対象とした臨床試験で、手術前にペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)と他のお薬を併用する治療(術前補助療法)と、それに続く術後治療を行ったところ、その後の経過が良好になることが示されています。
この試験では、ステージII、III期の非小細胞肺癌の患者さん397例に対して、ペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)と他のお薬を併用する術前治療と、それに続くペムブロリズマブ(キイトルーダⓇ)単剤での術後治療を行われています。
その結果、このお薬を使用しないグループ(400例)と比較して、病気の進行、再発、または死亡に至るまでの期間である無イベント生存期間が長くなったことが報告されています。また、治療開始後の生存期間(全生存期間)も改善したことが示されています。
試験結果から、手術を含めた治療全体の改善に貢献すると考えられますが、手術の成功率が何を示すのかについては定義が難しく(例えば、合併症の減少や完全切除率の向上を示すのか)直接的な回答は困難です。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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