子宮がん検診と子宮頸がん検診の違いを教えてください。
検査対象と位置付けが異なります。
子宮がん検診と子宮頸がん検診の違いは、検査対象と位置付けにあります。
子宮頸がん検診は子宮の入口付近にある頸部を調べる検査で、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が引き起こす病変を、早期発見するための検査です。
具体的には細胞診やHPV検査などがあり、細胞診は20歳以上で2年に1回、HPV検査は基本的に30歳以上で5年に1回の頻度が望ましいとされています。
一方、子宮がん検診という名称は、子宮頸がんに加え「子宮体がん(子宮内膜がん)」を含む広い概念として使われる場合があります。
ただし、日本で公的な対策型検診として実施されているのは、子宮頸がん検診のみです。子宮体がんについて、現時点で一般向けの定期検診としてのエビデンスは確立していません。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
国立がん研究センター.子宮頸がん検診について.国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方向けサイト,https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/cervix_uteri.html(参照 2024-10-07)
日本婦人科腫瘍学会.子宮頸がん検診について.公益社団法人 日本婦人科腫瘍学会,https://jsgo.or.jp/public/keigan_kenshin.html(参照 2025-06-09)
がん検診.厚生労働省,https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000059490.html(参照 2025-05-30)
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