クラミジア感染症
「クラミジア感染症」とは、性行為によって、クラミジアという菌に感染する病気です。菌を持ったパートナーとの性行為で、体液を通して感染します。男性では排尿時の痛みやかゆみなどが多く見られ、女性では自覚症状がない場合がほとんどです。症状を疑う場合は、男性は泌尿器科、女性は産婦人科を受診しましょう。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
性行為によって感染する性感染症の一種で、世界で最も多いと言われてます。
無症状のことが多いため、知らないうちに感染していることがあります。
はい。自覚症状が出にくく、出ても軽い場合が多いので、長い間気がつかないことはあります。
ストレスはクラミジア感染症の直接的な原因ではありませんが、間接的な原因となる可能性はあります。
一般的に1~3週間ほどです。
基本的には抗菌薬で治療する必要があります。
はい。10代や20代の若年層はクラミジア感染症にかかるリスクが高いです。
症状について
性行為によって感染し、ほとんどが無症状ですが、感染する場所によってさまざまな症状が現れます。
無症状のことが多いです。
無症状のことが大半ですが、帯下異常や性交時出血、下腹部痛、右上腹部痛などがあることがあります。また無症状であっても不妊症の原因になることがあります。
男性では、排尿時の痛みや尿道の痒みなどの尿道炎が多く見られます。自覚症状がない場合もあります。
クラミジアが喉に感染しておこる性感染症です。症状が出ないことが多いです。
受診について
治療について
検査について
主に、分離培養法、抗原検査法、遺伝子検査法、抗体検査法があります。
抗原検査キットや遺伝子検査キットが市販されています。
検査方法そのものは変わりません。検体を採取する部位が変わることがあります。
検査法によって異なりますが、明確な決まりはありません。
個人の感覚によりますが、一般的に痛みはほとんどありません。
「陽性(+)」ならクラミジアが検出された、「陰性(-)」なら検出されなかった、ということです。
クラミジア感染の有無を短時間で判定できる検査法です。陽性になったら医療機関を受診しましょう。
潜伏期間でも受けられます。
検査の方法や受ける場所によって異なります。
検査を受ける理由や状況によって異なります。
全国にある泌尿器科や産婦人科などで受けられます。
受けることはできますが、生理中には正しい結果が得られない場合があります。
治療の効果を確認し、合併症や再感染のリスクを防ぐためです。
投薬治療後、3週間以上開けて治癒判定を行うことが望ましいとされています。
クラミジア感染症の治療後、再検査で陽性となることはあります。
赤ちゃんが産道感染して、新生児クラミジア感染症を発症するのを防ぐためです。
割引やポイント還元などをうまく活用するといいでしょう。
法律上可能ですが、注意が必要です。
受ける場所や検査方法によって異なります。
基本的に、初回の検査と大きく変わりません。医療機関や検査方法によって異なります。
検査法によって異なります。早ければ当日中にわかります。
検査可能です。
クラミジアの検査をせずに、薬だけをもらうことはできません。
自宅でもクラミジアの検査は可能です。
主にうがい液や咽頭ぬぐい液を使って遺伝子検査を行います。
咽頭クラミジアの検査キットは、薬局でも入手可能です。
咽頭クラミジアは、尿検査では調べられません。
咽頭クラミジアの感染歴は血液検査で調べられますが、検査時点での感染の有無を調べるには適していません。
はい、クラミジアは尿検査で調べられます。
主にPCRなどの核酸増幅法による遺伝子検査が用いられており、精度は高いとされています。
菌量の具体的数値ではなく「陽性(感染あり)」「陰性(感染なし)」を確認してください。
調べられますが、主に感染歴を調べるクラミジア抗体を測定します。検査時点で感染しているとは限りません。
精度は検査目的によって異なりますが、感染初期や治療効果判定には適しません。
精度は非常に高く、確定診断にも使われています。
クラミジア菌そのものの存在を直接調べる検査方法です。
陽性は現在クラミジアに感染していることを示し、陰性は感染していない可能性が高いと解釈します。
クラミジアに感染した際に作られる抗体の有無を調べる検査です。
クラミジアの抗体検査で偽陽性になる可能性はあります。
主に検査対象と結果の解釈が違います。
一般的ではありません。
同時に検査を受けられますが、方法は異なります。
クラミジアと淋病の検査は一緒に受けられます。
薬について
(参考文献)
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです