クラミジア感染症に対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
いいえ。自分でできる、即効性のある対処法はありません。
クラミジア感染症は自分の免疫だけでは排除しにくいため、自然に治ることは少ない感染症です。
クラミジア感染症を放置すると、女性では骨盤内炎症性疾患(PID)や卵管炎などお腹の中まで炎症をきたすことがあり、男性では尿道炎や精巣上体炎などを引き起こすことがあります。将来的に不妊の原因にもなるため特に注意が必要です。
また、クラミジア感染症患者さんが適切な治療を受けなければ、パートナーにもうつしてしまう可能性があります。
加えて、治療を開始してすぐに治癒するわけでもありませんし、他の性感染症にもかかっていることも多いです。治療開始から治療後感染していないことを確認するまではなるべく性行為を控えてください。
自分自身やパートナーに排尿時の痛みや性器からの異常な分泌物などの症状が出現し、クラミジア感染症が疑われる場合には、女性は婦人科、男性は泌尿器科を受診するようにしましょう。
クラミジアには1~3ヶ月程度の長い潜伏期間があるので、クラミジア感染症と診断された場合には、3ヶ月以内に性的関係を持った相手にも医療機関を受診するように連絡してください。
公開日:
最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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