女性器の痛み

女性器には外性器や腟、子宮、卵管、卵巣といった臓器が含まれ、それらの臓器にさまざまな原因で痛みを生じることを指します。腹痛や腰痛として自覚されることも多いです。

子宮や卵巣の病気、月経、排卵などの生理的な現象に伴うもの、外陰部の疾患、感染症など、さまざまな原因や病気が考えられます。

性器ヘルペス等の感染症や、下着による接触皮膚炎の可能性が考えられます。

トリコモナス腟炎、クラミジア感染症、淋病といった性感染症（性病）の症状として、女性器が痛むことがあります。

主に萎縮性腟炎が考えられます。

月経前症候群の症状の一つとして、女性器の痛みが生じている可能性があります。

生理の際に痛みや疲労感などの症状を強く感じることを「月経困難症」と言います。月経困難症の原因はいくつか考えられます。

通常、初期の子宮頸がんで痛みを感じることはありません。がんが進行すると、腰痛などの症状を伴うことがあります。

心理的な原因から身体的な原因まで、さまざまな原因が考えられます。

緊急性を要する場合として、妊娠に伴う痛みがあります。妊娠が疑われる場合は速やかに受診する必要があります。非妊娠時の痛みであれば、症状の程度に応じて受診を検討してください。

いつから痛むのか、どこが痛むのか、月経周期と関連はあるのか、痛み以外の症状はあるのか、などを説明してください。

主な診療科は産婦人科です。明らかに皮膚に異常がある時には、皮膚科の受診も検討してください。

外陰部の症状に関しては、日常生活で対処できる可能性もあります。感染症のリスクを避け、清潔を保つようにしましょう。

痛みがひどい時にはなるべく安静にして、お腹を温めるようにしましょう。

痛みの原因によって治療法は異なりますが、内服薬による治療や症状緩和が期待できる疾患は多いです。

痛み止めや低用量ピル等の薬で生理痛が和らぐことがあります。