女性器の痛み
監修医師金沢 誠司産婦人科
- 更新日
- 2026/06/12
- 公開日
- 2021/01/18
女性器(外陰部)が痛い・ヒリヒリする場合、カンジダ外陰腟炎などの感染症や、バルトリン腺の腫れ・膿(片側だけ腫れて歩くと痛いなど)、擦れやかぶれが原因のことが多いです。はっきりした原因がないのに焼けつくような痛みが長く続くこともあり、市販薬で良くならない・悪化する場合は、早めに婦人科で状態を確認してもらうことをおすすめします。
「女性器の痛み」に関連する症状はありますか?
- 陰部にツーンとした痛みがある
- 股間に違和感がある
- 股間がピリピリする
- 膣が赤く腫れている
気になる症状について
かんたん3分で無料チェック
もしかして女性器の痛み?
こんな症状、気になっていませんか?
- 陰部にツーンとした痛みがある
- 股間に違和感がある
- 股間がピリピリする
- 膣が赤く腫れている

気になる症状について
かんたん3分で無料チェック
登録不要
無料で利用できます
約3分で完了
利用規約とプライバシーポリシーに同意の上、
「女性器の痛み」
の症状に近いものを選択してください
ほかにも気になる症状がある方はこちら女性器の痛みとは
「女性器の痛み」とはどのような症状ですか?
女性器には外性器や腟、子宮、卵管、卵巣といった臓器が含まれ、それらの臓器にさまざまな原因で痛みを生じることを指します。腹痛や腰痛として自覚されることも多いです。
女性器には、外性器や腟、子宮、卵管、卵巣などの臓器が含まれます。これらの臓器に、感染症や子宮や卵巣などの病気、月経や排卵といった生理的な現象、外傷などによって痛みが生じることがあります。こうした痛み全般を指して「女性器の痛み」と言います。女性器の痛みはデリケートゾーンなどに起こる直接的なものに限られず、腹痛や腰痛として自覚されることも多くあります。
女性器の痛みの原因
デリケートゾーンのズキズキ・ヒリヒリするような痛みの原因として、何が考えられますか?
性器ヘルペス等の感染症や、下着による接触皮膚炎の可能性が考えられます。
デリケートゾーンにズキズキ・ヒリヒリするような痛みがある場合、皮膚に炎症が起きている可能性があります。例えば、外陰部ヘルペスやカンジダ皮膚炎などの感染症、下着や汗などによる接触性皮膚炎などが考えられます。
更年期を過ぎてからの女性器の痛みの原因として、何が考えられますか?
主に萎縮性腟炎が考えられます。
更年期以降の女性に外陰部の痛みや違和感がある場合、まずは萎縮性腟炎が疑われます。またその他に、骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱瘤など) 、感染症、卵巣や腟、外陰部の腫瘍などの可能性も考えられます。
性行為の際に女性器が痛む原因として、何が考えられますか?
心理的な原因から身体的な原因まで、さまざまな原因が考えられます。
性行為時の痛みは、さまざまな原因で生じると考えられています。例えば、腟が小さく萎縮してしまっている可能性もあれば、子宮の可動に伴って痛みが生じる子宮内膜症や、骨盤内の感染症などの病気が隠れている可能性もあります。また、精神的な原因が痛みを引き起こすケースも少なくありません。
腰痛や子宮の痛みの原因として、子宮頸がんの可能性はありますか?
通常、初期の子宮頸がんで痛みを感じることはありません。がんが進行すると、腰痛などの症状を伴うことがあります。
初期の子宮頸がんは痛みなどの症状を伴わないことが多いため、早期発見のためには定期検診が重要となります。がんが進行して骨盤に広がると、腰痛などの症状が出現することがあります。
ひどい生理痛の原因として、何が考えられますか?
生理の際に痛みや疲労感などの症状を強く感じることを「月経困難症」と言います。月経困難症の原因はいくつか考えられます。
月経に伴って痛みなどの強い症状が出ることを「月経困難症」と言い、具体的には以下のような症状を認めることが多いです。
月経困難症の原因は多岐にわたり、例えば子宮内膜症や子宮腺筋症などの子宮・卵巣の病気や、子宮奇形が原因となる場合もあります。また、明らかな原因が見つからないこともあります。
生理前に女性器が痛む時の原因として、何が考えられますか?
月経前症候群の症状の一つとして、女性器の痛みが生じている可能性があります。
月経の数日~1週間ほど前からさまざまな身体的・精神的症状が生じることがあり、一般に「月経前症候群」と呼ばれます。月経前に周期的にお腹の痛みや腰の痛みを感じる場合、月経前症候群の可能性があります。
女性器の痛みの原因として、性病の可能性はありますか?
トリコモナス腟炎、クラミジア感染症、淋病といった性感染症(性病)の症状として、女性器が痛むことがあります。
外陰部ヘルペスや、クラミジアや淋菌などに伴う骨盤内炎症性疾患、トリコモナス腟炎などの一部の性感染症は痛みの原因となります。おりものに異常を伴う時や、新たなパートナーとの性行為があった時など、性感染症が疑われる状況ならば、積極的に検査を受けるようにしましょう。
子宮やデリケートゾーンの痛みの原因として、どのような病気が考えられますか?
子宮や卵巣の病気、月経、排卵などの生理的な現象に伴うもの、外陰部の疾患、感染症など、さまざまな原因や病気が考えられます。
痛み方(急に痛みが生じた/周期的に痛みが起こる/慢性的に痛みがある)や痛みの部位などによって、考えられる疾患は異なります。
急激に生じた痛み、周期性の痛み、慢性的な痛みそれぞれの場合で考えられる疾患は以下の通りです。
急激に生じた痛み
以下のような病気が考えられます。
- デリケートゾーンの病気:外傷やバルトリン腺炎
- 子宮や卵巣などの病気:異所性妊娠、卵巣茎捻転、卵巣嚢腫の破裂、卵巣出血、骨盤内の感染症など
周期性の痛み
月経困難症、排卵痛などが考えられます。
慢性的な痛み
以下のような病気が考えられます。
- 子宮内膜症による骨盤内の癒着
- 一部の骨盤内感染症
- 萎縮性腟炎
- 子宮筋腫や卵巣嚢腫に伴う違和感など
受診の目安・何科を受診するべきか
受診の目安を教えてください。
緊急性を要する場合として、妊娠に伴う痛みがあります。妊娠が疑われる場合は速やかに受診する必要があります。非妊娠時の痛みであれば、症状の程度に応じて受診を検討してください。
緊急で受診を検討したほうがよい場合
妊娠している場合には、胎児の状態を確認するなどの対応が必要となる可能性が高いため、なるべく速やかに受診してください。
また、妊娠していない方であっても、痛みが強いようであればなるべく早く受診しましょう。危険な病気が隠れている可能性があります。
緊急ではないが受診を検討したほうがよい場合
以下のような場合には、子宮や卵巣などの病気の可能性がありますので、一度受診してみることをお勧めします。
- 痛みが続く
- 出血を伴う
- おりものの異常がある
また、生理に伴って痛みが起こる場合なども、薬で症状を和らげられる可能性がありますので、受診を検討してみてください。
子宮やデリケートゾーンの痛みで病院を受診する場合、何科を受診すればいいですか?
主な診療科は産婦人科です。明らかに皮膚に異常がある時には、皮膚科の受診も検討してください。
女性器に痛みがある場合は、まずは産婦人科を受診しましょう。女性器付近の皮膚疾患が原因だと判明した場合には、皮膚科の受診を案内されることもあります。
対処法・セルフケア
生理痛を和らげる薬はありますか?
痛み止めや低用量ピル等の薬で生理痛が和らぐことがあります。
生理痛は、痛み止め(鎮痛剤)や低用量ピルを内服することで症状の改善が期待できます。また、漢方薬の内服や子宮内の装具もしばしば有効です。
女性器の痛みの薬
女性器の痛みに効果のある薬はありますか?
痛みの原因によって治療法は異なりますが、内服薬による治療や症状緩和が期待できる疾患は多いです。
痛みの原因となっている疾患によって治療法は異なりますが、薬の適切な使用によって治療や症状の緩和が可能な疾患も少なくありません。例えば、子宮や卵巣の痛みには、痛み止め(鎮痛薬)や低用量ピルなどが有効な可能性があります。また、多くの感染症に対しては、抗菌薬や抗ウイルス薬が有効です。
女性器の痛みに関連するその他の質問
生理痛に対して日常生活の中でできる対策はありますか?
痛みがひどい時にはなるべく安静にして、お腹を温めるようにしましょう。
月経時にお腹や腰回りを保温する、しっかりと栄養や休養をとるといった体調管理は有効です。ただし、痛みがあまりに強い場合には、産婦人科を受診して原因を精査してもらったうえで、痛み止めや低用量ピルの内服などについて相談するとよいでしょう。
子宮やデリケートゾーンの痛みに対して日常生活の中でできる対策はありますか?
外陰部の症状に関しては、日常生活で対処できる可能性もあります。感染症のリスクを避け、清潔を保つようにしましょう。
性感染症に伴うような女性器の痛みや、下着などによる接触性皮膚炎などの場合は、日常生活の過ごし方の工夫によって症状を予防できる可能性があります。例えば、日頃から清潔を保つ、体調管理を行う、性行為を行う際に避妊具を着用するなどは有効な対策になりえます。
子宮やデリケートゾーンの痛みについて、どのように医師に説明したらよいですか?
いつから痛むのか、どこが痛むのか、月経周期と関連はあるのか、痛み以外の症状はあるのか、などを説明してください。
受診に先立って以下のようなことが整理されていると、診察がスムーズに進みます。
- どのように痛み出したか(急激に痛みが出現した、痛みが慢性的に続いている、周期的に痛みが起こる、など)
- 女性器のどのあたりが痛むのか、女性器以外に痛む箇所はあるか、妊娠している可能性はあるか、妊娠出産歴はあるか
- 月経周期と痛みの出現に関連はありそうか
- 痛み以外に出血などの症状はあるか
女性器の痛みに関連する病気・症状
この記事の監修医師
金沢 誠司 先生
産婦人科・産科・婦人科
産婦人科専門医・医学博士。新潟大学医学部卒、東北大学大学院修了。 国立成育医療研究センター等の高度周産期施設で胎児診療や臨床研究に従事したのち、Ubie株式会社にて医療AI開発を通じた医療のDX化を推進。 現在は、臨床の最前線で胎児超音波や出生前診断を専門としつつ、これまでの臨床知見とAI開発経験を融合。女性がライフスタイルに合わせて健康をデザインする「マタニティ・ストラテジスト」として活動。全女性が根拠ある医療情報を手にし、戦略的に体調を管理するためのメディア [Platform Women's](https://platform-womens.jp/) を主宰している。
- 更新日
- 2026/06/12
- 公開日
- 2021/01/18