しゃっくりが止まらない、または頻繁に出る
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/26
「しゃっくりが止まらない、または頻繁に出る」がどの病気に関連するかAIでチェックする
しゃっくりが止まらない、または頻繁に出るという症状について「ユビー」でわかること
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「しゃっくりが止まらない、または頻繁に出る」はどんな症状ですか?
しゃっくりが止まらない、または頻繁に出るとは
「しゃっくりが止まらない、または頻繁に出る」に関連する主の病気には、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などがあります。
「しゃっくりが止まらない、または頻繁に出る」に関連する症状はありますか?
「しゃっくりが止まらない、または頻繁に出る」のQ&A
- A.
しゃっくり自体で死亡することはありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしゃっくり自体が死亡の原因になることはありませんが、背景に隠れている病気によっては、致命的な事態になる可能性もあります。
しゃっくりが長く続いている場合には、原因を突き止めるために、医療機関への受診をおすすめします。受診の目安について、詳しくはこちらをご覧ください。 - A.
ストレスが原因になることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るストレスや興奮といった心理的な影響や、心理的な要因で生じた過呼吸により、しゃっくりが起こることがあります。また、ストレスに暴飲暴食が重なるなど、複数の原因が重なることでしゃっくりが引き起こされることもあります。
- A.
横隔膜(胸とお腹を仕切る筋肉)が急速に縮む時に声帯が閉じることで、息を吸うことが阻止される現象のことです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る横隔膜とは呼吸を司る筋肉で、縮むと息を吸い込む方向に働きます。この横隔膜が急激に縮んで息を吸い込んだ時、続いて声帯が閉じると、息が肺に入って行かずに「ヒック」という音が出ます。この現象を「しゃっくり」と言い、医学的には「吃逆(きつぎゃく)」と呼ばれます。しゃっくりは成人から小児、お腹の中の赤ちゃんでも見られます。
- A.
しゃっくりが数時間以上続く場合や頻繁に起こる場合は、病院に行くことをおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしゃっくりが続く場合、病院に行くべきかどうかは、しゃっくりの期間と原因によって判断する必要があります。
一般的に、48時間以上続くしゃっくりは「持続性しゃっくり」と呼ばれ、医療機関への受診が推奨されます。
さらに、1ヶ月以上続く場合は「難治性しゃっくり」とされ、専門的な治療が必要となる可能性があります。
しゃっくりの原因はさまざまですが、- 中枢神経系
- 呼吸器系
- 消化器
などに加え、
- 代謝性
- 精神性
- 薬剤性
など、多くの病気が潜んでいる可能性があります。
病院では、 まず問診と診察が行われ、必要に応じて血液検査や画像検査などが実施されます。 これらの検査結果に基づいて、しゃっくりの原因を特定し、適切な治療が行われます。
治療法としては、 薬物療法が中心となります。 薬の種類や服用量は、しゃっくりの原因や症状によって異なります。
もし、しゃっくりが続くようでしたら、放置せず医療機関を受診することをおすすめします。 - A.
しゃっくり以外に激しい痛みなどの症状があれば救急科の受診を検討し、そうでなければ内科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしゃっくり以外の症状がある場合
しゃっくり以外に激しい胸の痛みや腹痛、頭痛といった他の症状が一緒に起こっている場合、緊急性の高い事態である可能性があります。このような場合には救急外来の受診をおすすめします。
しゃっくりだけが起こっている場合
しゃっくりだけが起こっているようであれば、2日ほど待ってみて、それでも治らないようであれば内科を受診しましょう。検査を実施して、原因となる病気がないか調べることになります。
- A.
しゃっくりが2日以上続く場合や、しゃっくり以外の症状が出てきた場合は、受診を検討しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る通常であればしゃっくりは短時間で自然に治りますが、2日以上続くものは持続性、1ヶ月以上続くものは難治性に分けられます。持続性や難治性のしゃっくりは、背景に病気が隠れている可能性があるので、受診して検査を受けることをおすすめします。
- A.
しゃっくりを止める対象法として、喉や口への刺激、呼吸法があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしゃっくりは、「横隔膜」とよばれる筋肉の痙攣が原因で起こります。
薬物療法もありますが、薬を使う前に試せる物理的な対処法として、以下の方法があります。喉や口の刺激
- 砂糖を食べる:スプーン1~2杯の砂糖を口に入れ、ゆっくり溶かして飲み込みます
- 舌をひっぱる:舌を清潔なハンカチなどで包み、軽くひっぱります
- 口蓋垂(のどちんこ)を刺激する:綿棒などで口蓋垂をやさしく刺激します
- 氷水を飲む:冷たい水を一気に飲むことで横隔膜を刺激します
耳や目の刺激
- 耳の穴を押す:指で耳の穴(外耳道)を軽く押さえます
- 目を軽く押す:目を閉じて、清潔な手で眼球を優しく押します(あくまで軽い圧力に留めてください)
呼吸法
- 息を止める:深く息を吸い込み、15~30秒ほど息を止めます
- 紙袋呼吸:紙袋を使い、口と鼻を覆ってゆっくり呼吸します(ビニール袋は使用しないでください)
その他の方法
- 驚かす:突然の驚きが横隔膜の痙攣を抑えることがあります
上記の方法は、効果は科学的に立証されておらず、即効性があるとも限りません。
これらの方法を試しても、しゃっくりが長時間続く場合や、頻繁に起こる場合は、他の病気が原因の可能性もあるため、医療機関を受診することをおすすめします。 - A.
一時的なものに対しては、息止めや冷水を飲むなどの方法が有効とされます。持続性や難治性のものは、飲み薬を使って治療することがあります。
解説しゃっくりの止め方は、一時的に起こるものと、持続性のものや難治性のものとで変わってきます。
一時的なしゃっくりの止め方
しゃっくりを止める最も簡易な方法として、一時的に息を止めることが挙げられます。息を止めると、横隔膜が直接刺激されるとともに、二酸化炭素濃度が高まることで、しゃっくりが止まりやすくなるとされています。
また、横隔膜に影響する迷走神経を刺激することでしゃっくりを止める方法として、以下のようなものが挙げられます。- 冷水を飲む
- 舌を引っ張る
- お酢あるいは砂糖を飲み込む
- まぶたの上から両目を押す
- 両耳を押さえつける
暴飲暴食や早食いなどがきっかけとなってしゃっくりが起こる場合は、これらの食習慣を改善するのも有効です。
持続性・難治性のしゃっくりの止め方
欧米では、持続性のしゃっくりのある方の80%に胃食道逆流症が見られることから、胃酸を抑える薬が効果的とされています。逆に、薬によってしゃっくりが誘発されているような場合は、その薬をやめたり別の薬に切り替えたりすることで、しゃっくりの改善に繋がります。
また、一部の抗けいれん薬や向精神薬は、しゃっくりに対して有効とされています。薬物治療で改善しない場合、鍼治療が効果を示す場合もあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJustin A. Singultus. StatPearls [Internet].
Adeline X.Y. Ge et al. Acupuncture Treatment for Persistent Hiccups in Patients with Cancer. J Altern Complement Med. 2010, 7, p.811–816.. - A.
脳の血管の病気、腫瘍、外傷などさまざまな原因で起こる可能性があります。特に吐き気やめまい、しびれ、麻痺といった他の症状がある場合は要注意です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る脳の「延髄」という部分で脳梗塞が起こったり腫瘍が出来たりすると、しゃっくりが出ることがあります。また、脳の延髄以外の部分であっても、血管に病気があったり外傷があったりすると、しゃっくりがしばしば起こります。
他にも、パーキンソン病などでも、しゃっくりを引き起こすことがあります。 - A.
食べ過ぎや飲み過ぎといった刺激で引き起こされることがあります。繰り返し起こったり長く続いたりする場合、病気が隠れている可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしゃっくりは、食べ過ぎや飲み過ぎなどによって横隔膜が刺激されることで起こります。たまたま何かの拍子に横隔膜が刺激されて起こるしゃっくりは病気ではありません。
ただし、しゃっくりが繰り返される、長期間続くといった場合には、背景に以下のような病気が隠れている可能性があります。頭の病気
脳卒中や脳腫瘍、外傷などによって、横隔膜や喉を動かす神経の不具合が起こると、しゃっくりが出ることがあります。
横隔膜付近の病気
心臓や肺の病気、腫瘍、ヘルペスなどの感染症、胃食道逆流症などの食道や胃の病気、人工物(ペースメーカーや除細動器など)の挿入などによって、横隔膜が刺激されてしゃっくりが出ることがあります。
薬剤
薬の副作用としてしゃっくりが出ることもあります。
物理的刺激
手術や内視鏡治療の影響でしゃっくりが出ることもあります。
しゃっくりが止まらない、または頻繁に出るという症状はどんな病気に関連しますか?
しゃっくりが止まらない、または頻繁に出るという症状に関連する他の症状をチェック
しゃっくりが止まらない、または頻繁に出るという症状について、医師からのよくある質問
- 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
- 吐き気や嘔吐がありますか?
- しびれや感覚のおかしさを感じますか?
- 手足などに力の入らない部分はありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 脳神経内科