膣の周りがかゆい

「デリケートゾーン」と呼ばれる、膣の周りの皮膚あるいは膣の内部にかゆみを感じる状態です。

身に着けている下着や生理用品によってかゆみが引き起こされることがあります。ストレスや睡眠不足も、かゆみを伴う感染症の原因となります。

下着のこすれや圧迫によって刺激を受けることや、毛穴が多いことなどが原因となっている可能性があります。

細菌等による感染症が原因となることがあります。また、更年期以降であれば萎縮性膣炎という病気が考えられます。

下着や生理用品による接触性皮膚炎（かぶれ）やカンジダ膣炎といった病気が考えられます。

トリコモナス膣炎等の性感染症（性病）の症状として、膣の周りがかゆくなることがあります。

バルトリン腺嚢胞は主に痛みの原因となりますが、かゆみを感じることもあります。

血が出る原因はさまざまです。かゆみのある箇所を搔きむしったことで血が出ている可能性もあります。

萎縮性膣炎という病気が考えられます。

自然に治る場合もありますが、抗菌薬を使用することもあります。

急にかゆみが生じておりものにも変化が見られる場合や、かゆみが長引いている場合、日常生活に支障をきたしている場合などには、積極的な受診が必要です。

産婦人科を受診してください。明らかに皮膚に異常がある時には、皮膚科を受診しましょう。

かゆみ出した時期やおりものの変化、新しいパートナーの有無などについて医師に伝えましょう。

膣の周りを清潔に保ち、刺激の少ない下着や生理用品を選びましょう。

原因に応じて薬は異なりますが、感染症の場合は抗菌薬による治療で症状が改善する可能性があります。また、かゆみ自体を抑える薬もあります。