関節リウマチ
「関節リウマチ」とは、免疫の異常により関節内に炎症が生じ、関節が変形して激しい痛みや腫れが生じる病気です。だるさや微熱、食欲不振などの全身症状が見られることもあり、男性よりも女性に発症することが多いです。早期に発見し、治療を始めることが重要なので、関節リウマチの可能性があれば、膠原病内科・リウマチ内科・整形外科などを受診しましょう。
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
みんなのQ&A
もっと見る病気について
免疫の異常による関節内の炎症で、軟骨や骨が破壊されて関節が変形し、激しい痛みや腫れが生じる病気です。
遺伝、喫煙、ウイルスや細菌への感染、歯周病などが原因と考えられていますが、まだはっきり分かっていません。
重いものを運ぶ仕事や長時間の立ち仕事は、関節に負担がかかるため、なるべく避けたほうがよいでしょう。
なりやすい性格はありませんが、抑うつや神経症の傾向にある人が多いと言われています。
完治は難しいですが、初期に治療を開始したために症状が大幅に改善(寛解)となった人は多くいます。
現在の医学では完治は難しいですが、リウマチ治療の進歩と早期の治療開始が増えたことで、半数近くの患者さんが「寛解」に達しています。
食べてはいけないものはありませんが、膝などの関節への負担を避けるために、食べすぎには気をつけましょう。
コーヒーは関節リウマチの発症リスクを高めると考えられています。
家族内発症が多く、発症には遺伝的な要因が関わっていると考えられています。
関節リウマチの治療中で、抜歯などの歯科処置を行う場合には、事前に主治医・歯科医にご相談ください。
関節リウマチのうち、血管炎をはじめとする関節以外の症状がある「悪性関節リウマチ」は指定難病です。
歯周病が、関節リウマチの発症や病気の進行などと関係する可能性が考えられています。
間質性肺炎を合併している関節リウマチの患者さんの5年死亡率は、39%であったとの海外の報告があります。
再発を疑う体調の変化があればすぐに相談することが重要です。早期の治療再開は重要です。
症状について
主に手や足の関節の痛みや腫れ、変形が起こります。発熱や目の痛み・充血、皮膚のしこりなどが起こることもあります。
左右対称に起こる関節の痛みや腫れ、朝のこわばり、腱の痛み、関節の周囲の痛みといった全身の症状が見られます。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
主な症状は、関節の痛み、腫れ、朝のこわばりなどです。進行した場合には指が変形することもあります。
指一本だけが腫れた場合、関節リウマチの可能性は否定できませんが、他の病気も考えられます。
関節リウマチの主要な初期症状に朝のこわばりがあるため、関節リウマチである可能性はあります。
関節リウマチでは、足首にも痛みや腫れなどが現れることがあります。
関節リウマチの治療で使用されるお薬に関連して、顎骨壊死が起こる場合があります。
メトトレキサートの内服を分割したり注射製剤に切り替えたり、葉酸の補充などを行ったりすることで対応します。
サポーターや装具による関節保護や、道具の工夫、活動量の調整を行うことで負担を減らすことができます。
医師の診断書や説明文と共に、病気の説明を職場へ行うことはひとつの方法です。
治療について
症状の進行を抑えるための抗リウマチ薬や、炎症や痛みに対する痛み止めなどを組み合わせた薬物療法を行います。
現在の医学では完全に治すことは難しいですが、早めに発見し治療を始めることで、関節の破壊を防ぎ良い状態を保つことができます。
脱毛は一時的なものであることが多く、薬を続けているうちに数週間から数ヶ月で自然に収まるとされます。
よく説明を読んで、聞いて、ご自身が納得できる治療かどうかで判断することが重要です。
関節リウマチの治療そのものの見直しと共に、主治医と相談して決めることが重要です。
手洗いやうがい、マスクの着用、予防接種や規則正しい生活が感染予防に重要です。
気づいた時点で1回分を服用し、次回から通常通りのスケジュールに戻します。医師とも相談してください。
受診について
検査について
一般的には血液検査を行い、リウマトイド因子(RF)や抗CCP抗体などの診断マーカーの確認を行います。
MMP-3は関節リウマチの検査項目のひとつで、関節の破壊に関連すると考えられています。
よく説明を読んで、聞いて、ご自身が納得できるかどうかで判断してください。
関節リウマチの早期診断には、血液検査と画像検査の組み合わせが有効だと考えられています。
MRIなどの画像検査が行われることはあります。
主に血液検査や画像検査が行われます。
関節リウマチの診断の際、エコー(超音波)検査が行われることがあります。
主に腎機能を調べます。
手続きや支援について
診断について
薬について
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(参考文献)
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