関節リウマチ(類縁疾患も含む)
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更新日:8/13/2023
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関節リウマチ(類縁疾患も含む)について「ユビー」でわかること
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関節リウマチ(類縁疾患も含む)とは
主に手足の複数の関節が炎症を起こして、腫れや痛みが続く病気です。関節の炎症が長期間持続すると、骨や関節が変形したり、壊れたりしてしまうことがあります。
関節リウマチ(類縁疾患も含む)の特徴的な症状
進行後のリスク
関節の炎症が長時間持続すると、骨や関節が変形したり、壊れたりしてしまうことがあります。日々の生活に支障をきたすこともあります。 治療により関節破壊の進行を止めることでこれを防ぐことに繋がります。
合併症のリスク
- 関節の症状だけでなく、発熱、体重減少、倦怠感、骨がもろくなる、眼が乾く、肺炎にかかる、胃腸の調子が悪くなるなどさまざまな合併症が起こることがあります。これらは、関節リウマチに伴うものの他にも、治療薬の影響によって起こるものもあります。
- 特に肺の合併症は治療が遅れると危険なものもあり、とても注意が必要です。空咳や息切れ等の症状は要注意ですので、医師に相談してください。
対処法
抗リウマチ薬や生物学的製剤を内服や注射で投与する治療が中心になります。関節の炎症を抑えることで、腫れや痛みを取り除き、関節が破壊されるのを防ぎます。必要に応じて、痛み止め等の薬を使用したり、リハビリや手術を行います。専門医による診断・治療を受ける事が望ましいです。
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関節リウマチ(類縁疾患も含む)のQ&A
- A.
免疫の異常による関節内の炎症で、軟骨や骨が破壊されて関節が変形し、激しい痛みや腫れが生じる病気です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る関節リウマチとは
関節リウマチとは、本来は体内に入ってきた細菌などと戦う免疫細胞が自分自身の体を攻撃してしまう「自己免疫性疾患」と呼ばれる病気の一種です。全人口の1%が発症する、比較的よくある病気です。
関節リウマチの症状
関節リウマチの症状は、手や足の小さな関節に見られることが多く、左右対称に関節の痛みが出現するのが特徴です。治療せずに放置すると、関節が破壊されて手や足が変形し、日常生活に支障をきたすようになります。また、関節だけでなく、肺や血管、心臓といった他の臓器にも影響を及ぼすことがあります。
- A.
遺伝、喫煙、ウイルスや細菌への感染、歯周病などが原因と考えられていますが、まだはっきり分かっていません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る関節リウマチの具体的な原因はまだ完全には解明されていません。
ただし、遺伝的な要素や環境的な要因(例えば喫煙や、シリカなどの化学物質の吸い込み)、ウイルスや細菌による感染症、過去に歯周病や肺の病気にかかったことがあることなどが関連していると考えられています。 - A.
重いものを運ぶ仕事や長時間の立ち仕事は、関節に負担がかかるため、なるべく避けたほうがよいでしょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る関節リウマチの症状がある時に手や腕に負荷のかかる仕事に取り組むと、関節炎が悪化したり、治癒が遅れたりする可能性があります。
また、長時間にわたって同じ姿勢を保ち続ける必要がある仕事(特に立ち仕事)も、リウマチの痛みを強めてしまう可能性があります。
しかし、これらの仕事を避けるべきかどうかは、症状の程度や、仕事の具体的な内容、そして患者さん自身の体調などによります。
適切な治療と、必要に応じた職場での適切な調整によって、多くの仕事は続けることが可能です。
関節リウマチで仕事に支障をきたしている場合は、医師に遠慮なく相談してください。 - A.
主に手や足の関節の痛みや腫れ、変形が起こります。発熱や目の痛み・充血、皮膚のしこりなどが起こることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る関節リウマチの主な症状は、関節炎による手や足の関節の痛みです。他にも、合併症に伴って以下のような症状が見られることがあります。
また、関節炎が進行すると関節が変形し、日常生活に影響を及ぼすことがあります。変形の進行を防ぐためにも、早めに診断を受けて適切な治療に取り組むことが大切です。
- A.
左右対称に起こる関節の痛みや腫れ、朝のこわばり、腱の痛み、関節の周囲の痛みといった全身の症状が見られます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る関節リウマチの初期症状は人によって異なりますが、一般的には以下のような症状が現れます。
朝のこわばり
変形性関節症でも5分程度続くこわばりが起こることがありますが、関節リウマチの場合は30分以上続くことが一般的です。
関節の痛みや腫れ
特に手や足の小さな関節が影響を受けやすく、左右対称に関節の痛みが現れることが特徴的です。
関節の周囲の痛み
発症初期の関節リウマチでは、関節だけでなく腱にも炎症が起こることがわかってきています。関節の腫れが見られなくても、関節の周囲の複数箇所に数日経っても改善しない痛みがあるなら、病院で相談しましょう。
また、関節リウマチによって高熱が出ることは少ないですが、微熱や倦怠感が出る方がいます。
疑わしい症状がある場合、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。 - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る関節リウマチの分類基準には、以下の項目が含まれています。
- 肩、肘、股、 膝、 足の関節のうち2ヶ所以上の腫れ・痛み
- 手の関節や指の関節の1ヶ所以上の腫れ・痛み
- 6週間以上続く関節の腫れや痛み
以上に当てはまる場合、関節リウマチの可能性があるため受診をおすすめします。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。 - A.
症状の進行を抑えるための抗リウマチ薬や、炎症や痛みに対する痛み止めなどを組み合わせた薬物療法を行います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る関節リウマチに対する治療法には、以下のようなものがあります。
病気の進行を抑える薬
関節リウマチの治療にあたってまず選択されるのはメソトレキセートという薬です。ただし、軽症であるなどメソトレキセートが使用しにくい場合には、まず他の薬(サラゾピリン、イグラチモドなど)から使用していくこともあります。
メソトレキセートなどで十分な治療効果が得られない場合には、より強力な注射製剤(TNFα阻害薬やIL6阻害薬など)や内服薬(JAK阻害薬)を使用することもあります。それぞれの薬の間で大きな効果の差はなく、年齢や合併している病気、子供を産む予定の有無などを考慮しながら、使用する薬を決定します。関節痛などの症状を和らげる薬
関節痛や炎症が強い場合や、速やかに症状を取り除く必要があるといった場合には、ロキソプロフェンやアセトアミノフェン、ステロイドといった薬を併用することがあります。ステロイドは長期間にわたって使用すると良くない副作用が出現してくるため、短い期間の使用にとどめることを目指します。
生活の改善
痛みのある関節を休めることや、症状が改善した後にリハビリテーションを行って弱った筋力を回復させることも、重要な治療の一部です。喫煙者の方は禁煙することも大切です。
手術
薬物療法やリハビリテーションが効果を発揮しない場合、滑膜切除や関節置換術、腱の再建といった手術も選択肢に上がります。
- A.
現在の医学では完全に治すことは難しいですが、早めに発見し治療を始めることで、関節の破壊を防ぎ良い状態を保つことができます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る関節リウマチは、現在の医学では完全に治すことは難しいです。最終的に10%程度の患者さんが薬のいらない状態まで改善するとされていますが、ほとんどの患者さんで治療の継続が必要になります。
しかし、早めに適切な治療を始めることで、症状を大幅に改善し、日常生活を支障なく送ることが可能になる場合が多いです。 - A.
関節の痛みや腫れ、熱を持った感じ、変形などが見られるようなら、内科、膠原病内科・リウマチ科、整形外科などを受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る関節リウマチの疑いがある場合、内科や膠原病内科・リウマチ科、整形外科などを受診しましょう。
関節リウマチかどうかが定かでなくても、関節に腫れや熱を持った感じがある場合には、細菌感染や痛風・偽痛風といった病気の可能性もあるため、一度受診することをおすすめします。
また、関節の変形がある場合にも、関節リウマチのほか変形性関節症、乾癬性関節炎などの可能性があるため、受診して医師の診察を受けるようにしてください。
関節リウマチ(類縁疾患も含む)について、医師からのよくある質問
- 関節が痛みますか?
- 手の指が痛みますか?
- 関節にこわばり(動かしづらさ)がありますか?
- 関節の痛みは左右同じような場所にありますか?
- 手や足が熱くなっていると感じますか?
監修医師
診療科・専門領域
- リウマチ科