靭帯損傷
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2023/01/25
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靭帯損傷について「ユビー」でわかること
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靭帯損傷とはどんな病気ですか?
靭帯損傷のQ&A
- A.
靭帯損傷の中で、靱帯が部分的または完全に断裂してしまった状態のことを、靱帯断裂と呼びます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る靭帯損傷と靱帯断裂は似た意味を持ちますが、次のような違いがあります。
靭帯損傷
靱帯に過度な負荷が加わり損傷し、靱帯が伸びたり裂けたりするなど、何らかのダメージが生じた状態を指します。これには、靱帯が完全には断裂していない状態(例えば靱帯が伸びたり、部分的に断裂した状態)も含みます。
靱帯断裂
靱帯が部分的、または、完全に断裂した状態を指します。部分断裂は靱帯の一部が切れている状態であり、完全断裂は靱帯が完全に切れて連続性がなくなっている状態を指します。
このように、靭帯損傷と靱帯断裂はほとんど同様の意味を持ちますが、若干異なります。 - A.
靭帯損傷の程度が軽度であれば、歩くことが可能です。
解説軽度の靭帯損傷の時には、患部の腫れが少なく、歩行が可能な場合もあります。
逆に言うと、歩けるからといって靭帯損傷が否定できるわけではありません。靱帯によっては痛みを感じにくい部位もあるため、あまり痛くないから大丈夫とは考えてはいけません。
多くの靭帯損傷は、怪我の後1~2ヶ月程度で痛みは軽くなり、スポーツに復帰できるようになります。復帰後には靱帯の緩みによる不安定感などが残り、軟骨へ負担がかかり、すり減りやすくなることもあります。
このような関節への負担が積み重なると、変形性関節症(軟骨がすり減り、関節が変形してくる変化)の状態に至ることがあり、注意が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る織田 弘美. 整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂. 2007
宗田 大. 復帰をめざすスポーツ整形外科. メジカルビュー社. 2011
日本整形外科学会.“捻挫”.日本整形外科学会.https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprain.html,(参照 2024-04-18). - A.
靭帯損傷が疑われる症状の特徴を解説欄に記載します。また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に回答することでセルフチェックもできます。
解説靭帯損傷のセルフチェックは可能です。靭帯損傷が疑われる場合、以下のような特徴が参考になります。
- 怪我をした直後からの痛みや腫れ
- 関節の曲げ伸ばしに制限がある
- 怪我の後より関節が不安定な感覚、外れる感覚がある
- 同じ場所で繰り返し怪我をしている
なお、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めると、無料で靭帯損傷の緊急度や関連する病気をチェックすることができます。ぜひご活用ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNatalie L Leong et al. Tendon and Ligament Healing and Current Approaches to Tendon and Ligament Regeneration. J Orthop Res. 2020, 38, p.7-12.
日本整形外科学会/日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会. 前十字靱帯(ACL)損傷診療ガイドライン2019改訂第3版. 南江堂. 2019
宗田 大. 復帰をめざすスポーツ整形外科. メジカルビュー社. 2011 - A.
靭帯損傷した部位に痛みや腫れが起こり、歩行困難や関節の曲げ伸ばしの制限が生じます。
解説靭帯損傷の初期症状は、以下の通りです。
痛み
損傷した部位では、怪我をした瞬間に強い痛みが起こり、ズキンと強い痛みとして感じます。
腫れ
損傷した靱帯の周囲では、内出血や炎症反応により腫れが生じます。この腫れは損傷してすぐに現れることが多く、数時間から数日にわたり強くなりますが、ピークを過ぎると徐々におさまります。
歩行困難
特に足首や膝の靱帯が損傷した場合、痛みや腫れにより歩行が困難となることがあります。
関節の曲げ伸ばしの制限
痛みや腫れにより、関節の曲げ伸ばしが制限されやすくなります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNatalie L Leong et al. Tendon and Ligament Healing and Current Approaches to Tendon and Ligament Regeneration. J Orthop Res. 2020, 38, p.7-12.
宗田 大. 復帰をめざすスポーツ整形外科. メジカルビュー社. 2011 - A.
損傷した部分に痛みや腫れが生じます。程度が強いと、関節の不安定感を感じます。
解説靭帯損傷で見られる主な症状は、以下の通りです。
痛み
靱帯が損傷した部分では、動かしたり触れたりすると痛みを感じます。損傷の程度が強いほど、痛みも強くなる傾向があります。
腫れ
靱帯が損傷すると内出血が起こります。また、周囲の組織に炎症が生じることで、患部が腫れます。腫れることで、同時に痛みを伴うことが多いです。
関節の不安定感
靱帯は関節の安定性を保つために重要な役割を果たします。靱帯が損傷すると、関節の安定性が損なわれ、動かした時に不安定感(ぐらつき)を感じることがあります。特に、重度の場合には、脱臼や亜脱臼(関節の骨が適切な位置からずれること)が生じるリスクが高まります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNatalie L Leong et al. Tendon and Ligament Healing and Current Approaches to Tendon and Ligament Regeneration. J Orthop Res. 2020, 38, p.7-12.
宗田 大. 復帰をめざすスポーツ整形外科. メジカルビュー社. 2011 - A.
主に、スポーツ、転倒・転落、事故などが原因で起こります。
解説靭帯損傷の主な原因は以下の通りです。
スポーツ
スポーツ中の靭帯損傷は、特に膝や足首に多くみられます。急な方向転換、ジャンプの際の着地や対人との接触などが原因で、サッカー、バスケットボール、スキーなどのスポーツで特に起こりやすいです。
転倒、転落
日常生活での転倒や、高所からの転落も靭帯損傷の原因となります。階段でつまずいた時や、脚立から落ちた時などの場合に、靱帯へ負荷が加わり、靭帯損傷が起こりやすくなります。
事故
交通事故や労働中の事故などでも発生します。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNatalie L Leong et al. Tendon and Ligament Healing and Current Approaches to Tendon and Ligament Regeneration. J Orthop Res. 2020, 38, p.7-12.
日本整形外科学会/日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会. 前十字靱帯(ACL)損傷診療ガイドライン2019改訂第3版. 南江堂. 2019
宗田 大. 復帰をめざすスポーツ整形外科. メジカルビュー社. 2011
靭帯損傷について、医師からのよくある質問
- 関節が痛みますか?
- 膝(ひざ)が痛みますか?
- 肘が痛みますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科