バセドウ病治療中で38℃以上の発熱が続いています。原因について教えてください。

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30代男性のご相談

現在、バセドウ病の治療を受けており、お薬を服用しています。月に一度の通院で数値は安定していますが、38℃以上の発熱が10日ほど続いています。この発熱の原因について、どのように対処すればよいのでしょうか?なお、血液検査で炎症や甲状腺ホルモンの異常がないかは確認しました。 発熱以外の症状としては、腕とお腹に若干の赤い湿疹がありますが、痒みはありません。体温は高いものの、日常生活に支障はなく、食欲もあり、夜もよく眠れています。咳や鼻水、関節の痛みもありません。内科で診察を受けましたが、原因は特定できず、コロナやインフルエンザも陰性でした。
医師の回答

発熱が10日も続いているとのことで、心配ですよね。バセドウ病の治療中でメルカゾールを飲んでいるとのことですが、発熱以外の症状があまりないと、原因を見つけるのが難しいこともありますね。血液検査で炎症や甲状腺ホルモンの異常がないか確認しているとのことですが、発熱が続く場合、次のようなことも考えられます。

【考えられる原因】

1. メルカゾールの副作用

メルカゾールはバセドウ病の治療に使われる薬ですが、副作用で発熱や発疹が出ることがあります。特に飲み始めてから数ヶ月以内に出ることが多いですが、長く飲んでいる場合でも起こることがあります。

2. ウイルス感染症

コロナやインフルエンザ以外のウイルス感染も考えられます。ウイルス感染は発熱以外にもいろいろな症状を引き起こしますが、軽い場合や潜伏期間中は発熱だけのこともあります。

3. その他の病気

発熱が続く場合、膠原病や悪性腫瘍など他の病気が隠れていることもあります。これらの病気も発熱だけが初めに出ることがあります。

【次のステップ】

1. 内科や甲状腺の専門医を再受診

  • 現在の症状を詳しく医師に伝えて、メルカゾールの副作用の可能性も含めて相談してみましょう。
  • 血液検査で再度確認が必要かもしれません。
  • 必要に応じて、他の検査(胸部レントゲン、腹部エコー、尿検査など)を行うことで、感染症や他の病気を除外できるかもしれません。

2. 経過観察

  • 症状が悪化せず、日常生活に支障がない場合は、しばらく様子を見ることもできます。
  • ただし、発熱が続く場合は、定期的に体温を測って、症状の変化に注意しましょう。

3. セカンドオピニオン

  • 現在の治療や診断に不安がある場合は、他の医療機関で別の意見を聞くことも考えてみましょう。

【まとめ】

発熱の原因は、メルカゾールの副作用やウイルス感染症、その他の病気など、いろいろな可能性があります。かかりつけの医師と相談しながら、原因を見つけて適切な治療を受けてくださいね。どうぞお大事にしてください。

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