新型コロナウイルス感染症
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」は、SARS-CoV-2 ウイルスによって引き起こされる感染症で、発熱・咳・喉の痛み・頭痛などの症状を引き起こす病気です。疑わしい症状があれば、各都道府県の指針にしたがって受診し、自宅療養期間や濃厚接触者になった際の対応方法など確認し、感染を広げないように注意しましょう。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
おすすめのQ&A
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陽性の人と、発症もしくは検査の2日前の時点で、同居していた・マスクなしで会話をしたなど近くでの接触があった人のことです。
特に制限はありませんが、感染対策を十分に行ってください
特に自宅待機をする必要はありませんが、ご自身の体調に注意して過ごしましょう。
自宅待機をする必要はありませんが、発症してから5日間、加えて症状が落ち着いてから1日以上の外出自粛が推奨されます。
手洗いをし、適宜マスクの着用をしましょう。
症状に気を付けながら、マスクの着用・手洗い・うがい・換気・共用部分の消毒を行いましょう。
SARS-CoV-2 という新型のコロナウイルスによる感染症です。
高齢・基礎疾患・肥満・喫煙などの要素があると重症化しやすいです。
症状(咳・喉の痛み・発熱など)が数日間続いたのち、徐々に治まっていくケースがほとんどです。
妊娠の後期に感染すると、早産のリスクが高まります。
感染対策についてマスク着用や手洗いは引き続き有効です。
法律に基づく、感染者への一律な外出自粛要請をしなくなる、診療にかかわる負担が1〜3割となることなどが変更点です。
はい。令和6年3月時点で、JN.1、BA.2.86(ピロラ)、EG.5.1(エリス)の感染力は高いです。
コロナの変異株KP.3は、感染する力はやや弱いものの、感染が周囲に広がりやすく、中和抗体が効きにくいという特徴があります。
10代や20代の若年層も新型コロナウイルス感染症になるリスクはあります。
コロナ変異株XECは、KP.3株より感染力が強く、拡散しやすく、中和抗体が効きにくいです。
新型コロナウイルス感染症は、ヘルペスウイルスを再活性化させる可能性があります。必要に応じて医師に相談しましょう。
新型コロナウイルス感染症は炎症反応や脱水を引き起こし、痛風発作を誘発・悪化させる可能性があります。
検査について
外出自粛は特に必要ではありません。
1~3日ほどになります。検査会社が混んでいることがあるためです。
簡単に言うと「より結果が早く出るのが抗原検査、より精度の高い結果が出るのがPCR検査」です。
診断のためのPCR検査・抗原検査に加えて、画像検査や血液検査などを行うことがあります。
コロナの変異株KP.3やXECは、抗原検査キットで検査可能と考えられます。
治療について
ホテルなどの宿泊施設で療養を行うことになります。
都道府県ごとに相談窓口があります。
発熱、せき、たん、倦怠感などの症状が悪化しないか、また息苦しさが出現しないか注意しましょう。
電話やオンラインで保健所や医師に相談します。
基本的には症状に対処していきます。ただし、周囲に感染しないように隔離する必要があります。
症状が落ち着いて、周囲に感染させる恐れがなくなるまで療養します。
外出することは可能です。症状や発症日数に応じてマスクの着用を検討しましょう。
いいえ。令和6年4月以降、コロナのワクチンの接種は原則有料となります。
レプリコンワクチンとは、自己増殖型mRNAワクチンのことです。
新型コロナウイルス感染症になった場合、自宅での安静と感染対策が大切になります。
症状について
だるさ、咳、発熱、頭痛などです。ほかにもさまざまな症状があります。
いわゆる風邪やインフルエンザの症状と似ています。
強い症状がある際など、受診をしましょう。
新型コロナウイルス感染症から回復した後にも、コロナ後遺症(罹患後症状)として様々な症状が見られる場合があります。
呼吸をしても酸素が取り込めず、集中的な治療が必要な状態です。
症状が出始めてから1週間程度でよくなることが多いです。
風邪のような症状が強い、味覚や嗅覚に関わる症状が強いなど、流行株による症状の違いがあります。
お腹の症状から出はじめることもあります。
初期症状には、発熱や喉の痛み、倦怠感、頭痛などが多く見られます。
いわゆる風邪と見分けがほとんどつかず、判別の基準になるような特徴的な症状はありません。
様々な報告がありますが、1ヶ月程度で6〜8割程度の方は回復するようです。
倦怠感や頭痛、咳、息切れ・動悸、味覚や嗅覚の障害、脱毛など、さまざまな症状が報告されています。
注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛、寒気、下痢などが接種後に起こると報告されています。多くの場合数日以内に回復します。
通常、接種1回目よりも2回目のほうが副反応が出る頻度が高くなることや、3回目以降の副反応の出やすさは2回目と概ね同程度であることが確認されています。
水分をしっかり摂り、必要に応じて解熱鎮痛剤を服用しましょう。
5類に移行したからといって、コロナウイルスに違いはありません。
1〜7日ほどで発症します。
37.5℃以上の発熱が数日続くことが多いです。
コロナの変異株KP.3に感染した場合、これまでに流行した他の変異株と比較して後遺症が長引きやすいかどうかは、わかっていません。
新型コロナ感染症の診断には蕁麻疹など皮膚症状だけでなく、発熱などの他の症状と合わせて判断されます。
新型コロナ感染症と便秘の直接的な因果関係は明らかではありませんが、活動量低下等が要因として考えられます。
咳と胃痛は新型コロナ感染症以外にも、風邪や胃腸炎など他の原因も考えられます。
鼻水と涙目だけでは新型コロナウイルス感染症とは断定できません。不安な場合は医療機関の受診をおすすめします。
診断について
受診について
かかりつけの病院や、都道府県別の受診・相談センターに確認してみましょう。
ワクチン接種の対象となる方に、市区町村から接種のお知らせと接種券が届きます。
1〜2週間経っても症状が治まらなかったり症状が重かったりする場合、接種医やかかりつけ医に相談しましょう。
オンライン診療では比較的待たずに診察を受けられますが、重症時は対面診療が必要となります。
新型コロナ感染症の治療薬はオンラインで購入できません。感染が疑われるときは医療機関を受診してください。
新型コロナの初診料は288点(2880円)ですが、自己負担割合などで費用は異なり、検査や薬代は別途かかります。
子供向け
接種可能です。ただし、接種は強制ではなく努力義務のため、保護者の判断に基づいて受けてください。
ワクチン接種後の数日間は、注射した部分の痛みや疲労、発熱、頭痛などの副反応が起こる可能性があるため、お子さんの体調に注意しながら過ごしてください。
令和5年3月13日より、マスクの着用は個人の判断が基本になっています。保護者や周りの大人が判断をサポートし、着用する場合も体調に十分注意してください。
手続きや支援について
薬について
新型コロナウイルスへの感染や、感染症の発症・重症化を防ぐ効果があります。
ワクチン接種完了から数ヶ月で感染や発症を防ぐ効果が失われていくため、追加接種が必要とされています。
2回目接種は初回接種の3〜4週間後(メーカーにより異なります)、3回目接種は3ヶ月以降に可能となります。
インフルエンザワクチンは、コロナワクチンと同時に接種しても問題ありません。インフルエンザ以外のワクチンは、2週間以上空けて接種するようにしましょう。
2022年11月現在、ファイザー社、モデルナ社、武田薬品社(ノババックス)のコロナワクチンが接種できます。
効果に大きな違いはなく、接種後の副反応も同程度に生じます。ただし、副反応の発生時期には多少の差があるとの報告があります。
mRNAワクチンの1つで、従来株とオミクロン株の両方に対して効果が期待される「2価ワクチン」のことを指します。
新型コロナウイルス感染症では、重症か血栓症リスクが高い方などでは低用量ピル服用の可否を医師に相談する必要があります。
(参考文献)
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