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新型コロナワクチンの効果を教えてください。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
回答
新型コロナウイルスへの感染や、感染症の発症・重症化を防ぐ効果があります。
解説
新型コロナワクチンには、新型コロナウイルスへの感染や感染症の発症・重症化を予防する効果があります。
現在接種可能なワクチンはファイザー社、モデルナ社、武田薬品社が製造元の3種類ですが、いずれについても同等の効果が認められています。
感染予防効果は、3種類のワクチンいずれについても、接種早期(1〜4ヶ月)で88~97%に上ると報告されています。
また、発症予防については90〜95%程度、重症化予防については90%以上の効果が確認されています。
なお、ワクチンの効果は接種から時間が経つにつれて徐々に低下し、また流行株が変化するとさらに効果が低下することも報告されています。
しかし、2回以上の接種によってワクチンの効果を高めることができ、さらに変異株に対する予防効果も得られることが分かっています。
最近ではオミクロン株と従来株の双方に対応する2価ワクチンが使用されるようになっており、変異株に対してもより高い効果が期待されるようになっています。
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(参考文献)
ほかの新型コロナウイルス感染症の質問
新型コロナワクチンの接種証明書とは何ですか?
新型コロナワクチンの接種を受けたことを証明するものであり、アプリや紙面で発行することができます。
生後6ヶ月~4歳の乳幼児がコロナワクチンを接種する際に、保護者が気をつけることはありますか?
ワクチン接種後の数日間は、注射した部分の痛みや疲労、発熱、頭痛などの副反応が起こる可能性があるため、お子さんの体調に注意しながら過ごしてください。
生後6ヶ月~4歳の乳幼児もコロナワクチンの接種は可能でしょうか?
接種可能です。ただし、接種は強制ではなく努力義務のため、保護者の判断に基づいて受けてください。
コロナワクチンの副反応が治まらない場合、どこに相談したらよいですか?
1〜2週間経っても症状が治まらなかったり症状が重かったりする場合、接種医やかかりつけ医に相談しましょう。
コロナワクチンはどこで接種(予約)できますか?
ワクチン接種の対象となる方に、市区町村から接種のお知らせと接種券が届きます。
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