潰瘍性大腸炎がある場合、仕事で気をつけることはありますか?
潰瘍性大腸炎では、体調管理やストレス軽減、トイレ環境の配慮が必要です。
潰瘍性大腸炎がある場合、仕事においていくつかの点に注意が必要です。
まず、病気は再発と寛解を繰り返すことがあるため、体調管理が重要です。特にストレスは症状の悪化に関与することが知られているため、業務の負担を軽減する方法を見つけ、精神的なストレスを減らす工夫が重要です。また、症状が出現した際には無理をせず、医師と相談の上、適切な休養を取ることが必要です。
治療薬を適切に服用することが症状をコントロールする上で非常に重要であるため、服用スケジュールを守れるような働き方をすることが望ましいです。
さらに、症状が出ている活動期には、下痢症状によりトイレに頻回に行かなければならないこともあるため、そういった職場環境の配慮がされていることが望ましいです。職場での支援を得るために、上司や同僚に病状について理解を求めることもひとつの方法です。
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最終更新日:
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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潰瘍性大腸炎とはどのような病気ですか?
大腸の粘膜に炎症が起こり、ただれや潰瘍ができる病気です。
潰瘍性大腸炎ではどのような症状が見られますか?
腹痛、下痢、便に血液が混ざるなどの症状が現れます。重症化すると貧血、めまいなども起こります。
潰瘍性大腸炎になる原因は何ですか?
原因はいまだ明らかでなく、難病の一つとされています。
潰瘍性大腸炎にはどのような人がなりやすいですか?
男女差はなく、若者から高齢者まで発症する可能性があります。
潰瘍性大腸炎を放置するとどうなりますか?
出血したり、腸が異常に膨らんだり、腸に穴があくなど重症な合併症をおこす危険があります。
潰瘍性大腸炎は大腸がんと関係がありますか?
7~8年以上経過すると、大腸がんを発症しやすいことがわかっています。
潰瘍性大腸炎ではどのような検査を行いますか?
おもに大腸の内視鏡検査を行います。
潰瘍性大腸炎の予防のためにできることを教えてください。
予防法は確立されていませんが、規則正しい食生活は大切だと言われています。
潰瘍性大腸炎ではどのような治療を行いますか?
おもに大腸の炎症を抑える薬で治療します。
潰瘍性大腸炎は一度治っても再発しますか?
再発する場合も多いので、薬の減量や中止については医師と相談しましょう。
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