潰瘍性大腸炎で背中の痛みが出ることはありますか?
潰瘍性大腸炎の患者さんが背中の痛みを訴えることもあります。
潰瘍性大腸炎の患者さんが背中の痛みを訴えることもあります。
潰瘍性大腸炎の主な症状としては、下痢や血便があり、持続的な腹痛を伴うことがあります。重症になると、発熱、体重減少、貧血など、腸以外にも症状が現れます。
背中の痛みは、潰瘍性大腸炎そのものの症状として出ることは多くありません。しかし、潰瘍性大腸炎の合併症により、背中の痛みが起こる可能性があります。
潰瘍性大腸炎では、腸以外にも皮膚や関節、目に症状が出ることがあります。
脊椎関節炎と言われる、潰瘍性大腸炎を含む炎症性腸疾患の患者さんによくみられる合併症があります。
脊椎関節炎は約10~20%の患者さんに発生し、背中の痛みを呈し、関節の動きが制限されたり、脊椎が硬くなることがあります。
背中の痛みを自覚した場合は、その他の原因も考えられるため、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
日本消化器病学会.“炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン2020”.日本消化器病学会.https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/guideline/pdf/ibd2020_.pdf,(参照 2024-12-13).
松浦 稔ほか.“炎症性腸疾患の腸管外合併症治療指針の改訂”.厚生労働科学研究成果データベース.https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/report_pdf/202111044A-buntan20_0.pdf ,(参照 2024-12-13).
難病情報センター.潰瘍性大腸炎(指定難病97).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/62(参照 2024-06-11)
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