大腸炎にはどのような種類がありますか?また、それぞれの症状を教えてください。
大腸炎には、潰瘍性大腸炎のほか、感染性腸炎や閉塞性大腸炎などの種類があります。
大腸炎には、潰瘍性大腸炎のほか、感染性腸炎や閉塞性腸炎などの種類があります。
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症を起こし、原因不明の慢性炎症を引き起こします。
潰瘍性大腸炎の症状としては、血が混じった便や粘液と血が混じった便、下痢、または血性下痢がみられます。これらの症状は、病気の広がり方や重さによって異なります。
軽い場合は血便がないこともありますが、重くなると水のような下痢に血が混じり、粘液や滲出液に血が混じることがあります。
他の症状としては、腹痛、発熱、食欲不振、体重減少、貧血などがあります。
感染性腸炎は、細菌の付着した食べ物などを口にすることで、発熱や嘔吐、下痢といった症状をきたす病気です。重い場合には重度の脱水が命にかかわることもあり、入院し、点滴での治療が必要となることもあります。
閉塞性腸炎とは、便などで物理的に大腸が塞がってしまうことで起こる腸炎で、高齢の患者さんに多い病気です。便に含まれる細菌が血液の中に存在するようになり、発熱、非常に重症の炎症を起こし、命の危険を伴うことが多いです。
このように大腸炎にもさまざまな種類があり、原因によって治療方法も変わってきます。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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