大腸炎にはどのような種類がありますか?また、それぞれの症状を教えてください。
大腸炎には、潰瘍性大腸炎のほか、感染性腸炎や閉塞性大腸炎などの種類があります。
大腸炎には、潰瘍性大腸炎のほか、感染性腸炎や閉塞性腸炎などの種類があります。
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症を起こし、原因不明の慢性炎症を引き起こします。
潰瘍性大腸炎の症状としては、血が混じった便や粘液と血が混じった便、下痢、または血性下痢がみられます。これらの症状は、病気の広がり方や重さによって異なります。
軽い場合は血便がないこともありますが、重くなると水のような下痢に血が混じり、粘液や滲出液に血が混じることがあります。
他の症状としては、腹痛、発熱、食欲不振、体重減少、貧血などがあります。
感染性腸炎は、細菌の付着した食べ物などを口にすることで、発熱や嘔吐、下痢といった症状をきたす病気です。重い場合には重度の脱水が命にかかわることもあり、入院し、点滴での治療が必要となることもあります。
閉塞性腸炎とは、便などで物理的に大腸が塞がってしまうことで起こる腸炎で、高齢の患者さんに多い病気です。便に含まれる細菌が血液の中に存在するようになり、発熱、非常に重症の炎症を起こし、命の危険を伴うことが多いです。
このように大腸炎にもさまざまな種類があり、原因によって治療方法も変わってきます。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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潰瘍性大腸炎とはどのような病気ですか?
大腸の粘膜に炎症が起こり、ただれや潰瘍ができる病気です。
潰瘍性大腸炎ではどのような症状が見られますか?
腹痛、下痢、便に血液が混ざるなどの症状が現れます。重症化すると貧血、めまいなども起こります。
潰瘍性大腸炎になる原因は何ですか?
原因はいまだ明らかでなく、難病の一つとされています。
潰瘍性大腸炎にはどのような人がなりやすいですか?
男女差はなく、若者から高齢者まで発症する可能性があります。
潰瘍性大腸炎を放置するとどうなりますか?
出血したり、腸が異常に膨らんだり、腸に穴があくなど重症な合併症をおこす危険があります。
潰瘍性大腸炎は大腸がんと関係がありますか?
7~8年以上経過すると、大腸がんを発症しやすいことがわかっています。
潰瘍性大腸炎ではどのような検査を行いますか?
おもに大腸の内視鏡検査を行います。
潰瘍性大腸炎の予防のためにできることを教えてください。
予防法は確立されていませんが、規則正しい食生活は大切だと言われています。
潰瘍性大腸炎ではどのような治療を行いますか?
おもに大腸の炎症を抑える薬で治療します。
潰瘍性大腸炎は一度治っても再発しますか?
再発する場合も多いので、薬の減量や中止については医師と相談しましょう。
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