脊椎関節炎

腰や背中の長引く痛みやこわばり、手足の関節や腱の付け根の腫れや痛みなどがあります。

初期症状は、安静時に痛みが強く、動くと楽になる長引く腰痛や背中の痛みです。比較的若年にみられます。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

原因は不明ですが、遺伝的要因や外部からの刺激に対しての免疫の異常が関わっていると考えられています。

好発する年齢や性別、症状、自己抗体、遺伝子などで違いがあります。

完治は個人差があり、早期発見・早期治療で完治の可能性もありますが、多くの場合は「寛解」を目指した治療が行われます。

脊椎関節炎の代表的な疾患である強直性脊椎炎は、国の指定難病に認定されています。

透析治療が長期にわたる方に、アミロイドという物質が沈着し、脊椎（背骨）が破壊されて変形する病気です。

背骨や関節が固まり（強直化）動きにくくなり、日常生活の維持が困難になる場合があります。

背骨や手足の関節、腱の付け根に炎症が起こり、痛みや動かしにくさを生じます。若い男性に多い病気です。

2つは別の病気ですが、腰や背中に痛みを伴う点で似ているため、診断時には区別が必要です。

透析治療が長期にわたる方に、アミロイドという物質が沈着し、脊椎（背骨）が破壊されて変形する病気です。

筋力維持のための運動や関節のストレッチを行い、禁煙や食事内容に気をつけましょう。

ストレッチを継続すること、長時間の同じ姿勢を避けること、禁煙、疲労の蓄積や骨折の予防などが大切です。

薬物療法と運動療法・理学療法を組み合わせて、痛みを抑えた日常生活を過ごせるように目指します。

なるべく早く、リウマチ専門医がいる医療機関の膠原病・リウマチ内科や整形外科を受診してください。

リウマチ専門医と整形外科医が診療を行っている医療機関を受診するようにしましょう。

安静では改善せず、動くと楽になる腰痛や背中の痛みが3ヶ月以上続いている場合は受診を検討してください。