脊椎関節炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
NSAIDsが無効なら生物学的製剤やJAK阻害薬など、別の種類の薬への切り替えが検討されます。
脊椎関節炎の治療は、医師と患者さんが目標を共有し、定期的に評価しながら治療を調整していきます。現時点での治療では完全に治療することは困難な病気ですが、症状に合わせた治療を行うことで、生活の質を高めることができます。
以下のように、一定の薬では効果が不十分な場合には、他の薬への変更を検討していきます。
1.NSAIDsが効かない場合
病気の活動性が高く、痛みが治まらない場合は、次のステップとして生物学的製剤(TNF阻害薬など)やJAK阻害薬が検討されます。
2.生物学的製剤が効かない場合
生物学的製剤にはいくつかの種類があり、ひとつの種類で効果が不十分でも他の薬が効く可能性があります。
- 一次無効(最初に使った薬が効かない):例えばTNF阻害薬が効かない場合は、IL-17阻害薬(セクキヌマブなど)への変更が有効であるとされています。
- 二次無効(一度効いていたが効果が薄れた):他のTNF阻害薬へ切り替えることが推奨されています。
治療方法の調整は、患者さんの現在の症状だけでなく、血液検査や画像診断の結果など、病気の活動性の客観的な指標に基づいて、専門医が総合的に判断して行います。
脊椎関節炎について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
脊椎関節炎
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
