強直性脊椎炎
「強直性脊椎炎」とは、背骨や首・骨盤の骨に炎症が起こる病気で、腰や背中が痛くなり、運動すると改善することが特徴です。主に痛み止めや抗リウマチ薬などで治療します。症状がある場合は、整形外科やリウマチ科を受診し、眼をはじめとした他の臓器の症状がある場合は早めに眼科を受診することも大切です。
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
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もっと見る病気について
背骨や首の骨、骨盤の骨に炎症が起こる病気です。
強直性脊椎炎が直接の死因になることはなく、寿命はこの病気でない方と同程度です。
痛みは徐々に広がっていき、安静にしているよりも動いたほうが痛みが改善するのが特徴です。
「強直」とは、関節の動きや筋肉がこわばることを指します。
40代、50代でも発症することはありますが、45歳未満で発生することの多い病気です。
脊椎(背骨)が強直して一本の竹のようになった状態であり、約1/3の患者さんに発生します。
ゆっくりと背中を曲げ伸ばしをするストレッチなどが有効ですが、医師に確認して行いましょう。
症状について
HLA-B27(ヒト白血球抗原の型のひとつ)が関連していると言われています。
腰やお尻の痛みから初期症状が始まることが多いです。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
強直性脊椎炎の可能性も考えられますが、背中の痛みの原因はほかにもさまざまなものがあります。
腰や背中の筋肉が固まっている場合、強直性脊椎炎の可能性は考えられます。
痛みは徐々に広がっていき、安静にしているよりも動いたほうが痛みが改善するのが特徴です。
背中の痛みの原因には、骨や筋肉の異常、怪我、ストレス、内臓疾患などがあります。
可能性としては、強直性脊椎炎のほか、変形性脊椎症や椎間板ヘルニア、骨折、内臓疾患などさまざまあります。
腰の靱帯に炎症が起こり、痛みや腫れがみられることがあります。
痛みやこわばりの症状がなく全身の関節が鳴る場合には、強直性脊椎炎の可能性は低いと考えられます。
痛いときと痛みのないときの波が激しく、動くと楽になる腰痛は強直性脊椎炎の可能性が考えられます。
強直性脊椎炎の可能性もありますが、必ずしも強直性脊椎炎とは限りません。
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治療について
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薬について
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