潰瘍性大腸炎にはどのような人がなりやすいですか?
20代を中心に発症し、男女差はありません。遺伝と環境の両方が関わると考えられています。
潰瘍性大腸炎になりやすい年齢・性別
潰瘍性大腸炎は、比較的若い年齢で発症することが多い病気です。好発年齢のピークは男性で20〜24歳、女性で25〜29歳とされています(難病情報センター)。ただし、30歳以下の成人に多いものの、小児や50歳以上の方にもみられるため、どの年代でも発症する可能性があります(難病情報センター)。男女比はおよそ1対1で、性別による差はありません。
潰瘍性大腸炎の発症に関わる遺伝的な要因
潰瘍性大腸炎の正確な原因はまだわかっていませんが、遺伝的な要因が一部関係していると考えられています。欧米の報告では、患者さんの約20%に潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患の近親者がいるとされています(難病情報センター)。ただし、特定の遺伝子を持っているからといって必ず発症するわけではなく、遺伝だけで発症が決まるものではありません。
潰瘍性大腸炎の発症に関わる環境的な要因
遺伝的な要因に加えて、食生活をはじめとする環境的な要因も発症に関わると考えられています(難病情報センター)。潰瘍性大腸炎は遺伝と環境の両方が複雑に絡み合って発症すると考えられており、特定の性格や生活習慣だけが原因となるわけではありません。「こういう人がなりやすい」とは一概には言えないのが現状です。
潰瘍性大腸炎の患者数と増加傾向
日本における潰瘍性大腸炎の患者数は増加傾向にあります。令和5年度の特定医療費(指定難病)受給者証の所持者数は約14万7千人と報告されています(令和5年度衛生行政報告例)。潰瘍性大腸炎は国の指定難病に認定されており、医療費助成の制度を利用できます。
潰瘍性大腸炎が気になるときは
潰瘍性大腸炎は原因不明の病気ですが、適切な治療を続けることで多くの方が安定した日常生活を送ることができます。血便や下痢が続くなど気になる症状がある場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。
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(参考文献)
「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」(久松班). 潰瘍性大腸炎・クローン病診断基準・治療指針. 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業, 2022.
難病情報センター.潰瘍性大腸炎(指定難病97).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/62(参照 2026-07-21)
“潰瘍性大腸炎(指定難病97)診断・治療指針(医療従事者向け)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/218,(参照 2026-07-21).
難病情報センター.“令和5年度衛生行政報告例 特定医療費(指定難病)受給者証所持者数”..https://www.nanbyou.or.jp/entry/1356,(参照 2026-07-21).
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