潰瘍性大腸炎の悪化のサインはどのようなものですか?
血便の増加や下痢の回数増加、発熱、脈が速くなるなどが主な悪化のサインとされています。
潰瘍性大腸炎の悪化を示す主な症状
潰瘍性大腸炎は、症状が落ち着いている時期(寛解期)と症状が悪化する時期(活動期)を繰り返す病気です。以下のような症状が現れたり強まったりした場合は、悪化(再燃)のサインと考えられます。
- 血便の増加:便に混じる血液の量が増える、またはほとんどが血液になる
- 下痢の回数の増加:1日の排便回数が明らかに増える
- 腹痛:お腹の痛みが強くなる、または持続する
- 発熱:37.5℃以上の熱が出る
- 脈が速くなる:安静時でも脈拍が速くなる
潰瘍性大腸炎の重症度の目安
潰瘍性大腸炎の重症度は、排便回数や血便の程度、発熱、脈拍、貧血などをもとに判定されます。たとえば、1日の排便回数が6回以上で血便がひどく、さらに発熱(37.5℃以上)や脈拍の増加(1分間に90回以上)がみられる場合は「重症」と判定される基準にあてはまります。
さらに悪化した「劇症」では、1日15回以上の血性下痢や38.5℃以上の持続する高熱、強い腹痛がみられることがあります。
潰瘍性大腸炎が重症化するとどうなる?
重症化すると、腸からの出血が増えることで貧血が進み、体重減少や食欲不振といった全身症状が現れることがあります。また、まれに大腸が異常に膨らむ「中毒性巨大結腸症(ちゅうどくせいきょだいけっちょうしょう)」や、大腸に穴があく「穿孔(せんこう)」といった重い合併症が起こることがあり、緊急の手術が必要になる場合もあります。
潰瘍性大腸炎の悪化に気づいたら
血便の増加や排便回数の増加、発熱などの症状が現れた場合は、悪化のサインの可能性があります。また、肉体的・精神的なストレスが再燃のきっかけになることも指摘されています。症状の変化に気づいたときは、早めに医療機関への受診をご検討ください。
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(参考文献)
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成城内科 消化器科
重松 秀 監修
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