潰瘍性大腸炎で早死にすることはありますか?また、死亡率はどれくらいでしょうか?
適切な治療を続ければ平均寿命は一般の人と変わらないとされていますが、重症例では命に関わることもあります。
潰瘍性大腸炎の生命予後(寿命)は一般の人と変わらない
潰瘍性大腸炎は原因不明の難病ですが、適切な治療を継続していれば、ほとんどの患者さんの生命予後(病気の見通し)は健常な人と同等とされています。平均寿命も一般の人と比べて変わらないと報告されています。
潰瘍性大腸炎が重症化した場合の死亡リスク
潰瘍性大腸炎は軽症から重症まで幅があり、発症時の重症度が重いほど、また、炎症が及ぶ範囲が広いほど、手術率や死亡率が高くなることが知られています。特に、劇症型と呼ばれる非常に重い状態では、短期間で急速に進行し、予後が極めて不良とされています。ただし、近年の治療の進歩により、適切に治療を受けた患者さんの生存率は一般の人と差がないとする報告もみられます。
潰瘍性大腸炎と大腸がんの合併リスク
潰瘍性大腸炎を発病してから7〜8年以上経過すると、炎症が長く続いた大腸の粘膜から大腸がんが発生するリスクが高くなるとされています。特に、大腸全体に炎症が及ぶ「全大腸炎型」の患者さんでは注意が必要です。ただし、実際に一生のうちに大腸がんを合併する患者さんはごく一部とされています。早期発見のために、少なくとも1〜2年に1回の定期的な内視鏡検査が推奨されています。
潰瘍性大腸炎の予後をよくするために大切なこと
潰瘍性大腸炎の予後を良好に保つためには、以下のことが大切です。
- 治療を継続すること:症状が落ち着いている時期(寛解期)でも、自己判断で治療を中断せず、医師の指示に従い治療を続けることが重要です
- 定期的な検査を受けること:長期経過例では大腸がんの早期発見のため、定期的な内視鏡検査が推奨されています
症状の変化や体調に不安を感じた場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。
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(参考文献)
厚生労働省.“97 潰瘍性大腸炎”..https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000089875.pdf ,(参照 2026-07-21).
難病情報センター.潰瘍性大腸炎(指定難病97).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/62(参照 2026-07-21)
“潰瘍性大腸炎(指定難病97)診断・治療指針(医療従事者向け)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/218,(参照 2026-07-21).
“潰瘍性大腸炎(指定難病97)FAQ(よくある質問と回答)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/441,(参照 2026-07-21).
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成城内科 消化器科
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