潰瘍性大腸炎の腹痛はどんな痛み?和らげ方は?下痢を抑える方法は?

監修医師本間 雄貴一般内科 / 富士在宅診療所

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潰瘍性大腸炎でお腹が痛い時、痛みを和らげる方法はありますか?

市販の鎮痛薬は再燃を招くおそれがあるため、自己判断での使用は避け、痛みへの対処法はあらかじめ医師に相談しておくことが大切です。

潰瘍性大腸炎の腹痛の特徴

潰瘍性大腸炎では、大腸の粘膜に炎症が起こることで腹痛が生じます。痛みの種類はさまざまで、けいれん性(腸がけいれんするように収縮して起こる痛み)や持続的な鈍い痛みを感じることがあります(難病情報センター)。腹痛は下痢や血便とともに現れることが多く、症状はよくなったり、悪くなったりを繰り返す傾向があります。

潰瘍性大腸炎の腹痛と市販の鎮痛薬(NSAIDs)の注意点

腹痛がつらい時に市販の鎮痛薬を使いたくなることがありますが、注意が必要です。市販の鎮痛薬の多くに含まれるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、潰瘍性大腸炎の再燃(症状のぶり返し)を引き起こすリスクがあるとされています(炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン2020)。痛みがある場合は自己判断で鎮痛薬を使用せず、あらかじめ医師に対処法を相談しておくことが大切です。

潰瘍性大腸炎の腹痛がつらい時の食事の工夫

腹痛や下痢などの症状が出ている時期(活動期)には、腸への負担を軽くする食事の工夫がすすめられています。具体的には以下のような点が挙げられます(炎症性腸疾患患者さんの食事についてQ&A)。

  • 脂肪の多い食事を控える
  • 食物繊維の多い食品(ごぼう・きのこ類など)を控える
  • 香辛料やカフェインなど刺激の強いものを避ける
  • 消化のよい食品(おかゆ・うどん・煮た野菜など)を中心にする

一方、症状が落ち着いている時期(寛解期)には、食事による影響はほとんどないとされていますが、暴飲暴食は避けることが望ましいとされています。

潰瘍性大腸炎の腹痛を悪化させないための生活の工夫

肉体的・精神的なストレスは、腹痛や下痢といった症状の再燃を招くことがあるとされています(難病情報センター)。日常生活では、十分な睡眠をとり規則正しい生活を心がけることが大切です。また、処方された薬を自己判断でやめず、継続して服用することも再燃予防の基本です。腹痛がいつもより強い、血便の量が増えたなど、症状の変化を感じた場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。

潰瘍性大腸炎で見られる腹痛はどのような痛みですか?

けいれん性の強い痛みや持続的な鈍い痛みが起こることがあります。血便や下痢を伴うことがあり、症状は再燃と寛解を繰り返すとされています。

潰瘍性大腸炎の腹痛の特徴

潰瘍性大腸炎では、大腸の粘膜に炎症が起こることで腹痛が生じます。痛みの種類は主に以下の2つです(難病情報センター)。

  • けいれん性の腹痛:腸が強く収縮することで起こる、波のある激しい痛みです
  • 持続的な腹痛:鈍い痛みが長く続くタイプです

痛みの程度は炎症の強さや広がりによって異なり、軽い違和感から強い痛みまでさまざまです。また、ストレスにより腹痛や下痢といった症状が悪化することも指摘されています(難病情報センター)。

潰瘍性大腸炎の病型と腹痛の違い

潰瘍性大腸炎は、炎症が広がる範囲によっていくつかの病型に分けられます(難病情報センター)。

  • 直腸炎型:炎症が直腸のみにとどまるタイプです
  • 左側大腸炎型:炎症が大腸の左側まで広がるタイプです
  • 全大腸炎型:大腸全体に炎症が及ぶタイプで、腹痛が強くなりやすい傾向があります

一般的に、炎症の範囲が広いほど、腹痛をはじめとする症状が強くなりやすいとされています(炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン2020)。

潰瘍性大腸炎の腹痛以外の主な症状

潰瘍性大腸炎では、腹痛のほかにも以下のような症状がみられることがあります(難病情報センター)。

  • 血便・粘血便:便に血液や粘液が混じります
  • 下痢:1日に何度もやわらかい便や水のような便が出ます
  • 発熱:炎症が強いときに熱が出ることがあります
  • 体重減少・貧血:長引く下痢や出血により栄養状態が悪化することがあります

これらの症状はよくなったり(寛解)、悪くなったり(再燃)を繰り返すのが特徴です(難病情報センター)。

潰瘍性大腸炎の腹痛が悪化したときの注意点

腹痛が急に強くなったり、1日の排便回数が6回以上に増えたり、血便の量が増えたりした場合は、病状が悪化している可能性があります(難病情報センター)。さらに、37.5℃以上の発熱や脈拍数の増加がみられる場合は重症化が疑われます。腹痛の悪化や血便の増加など、気になる症状がある場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。

潰瘍性大腸炎の下痢症状を抑える方法はありますか?

寛解を目指した治療を開始する、もしくは現在行なっている治療を変更するという方法があります。

潰瘍性大腸炎で下痢症状を抑えるためには、寛解を目指した治療を開始する、もしくは現在行なっている治療を変更するという方法があります。

潰瘍性大腸炎は症状のない寛解状態と、血便や下痢などの症状が現れる再燃状態を繰り返す病気です。そのため、適切に治療を行い寛解状態を維持することが重要になります。

下痢が出現している状態は再燃状態にあたるため、早めに治療を行い寛解状態にする必要があります。

まだ治療を開始していない場合には寛解導入の治療を開始し、すでに治療を開始している場合には薬剤を変更するといった対応が必要になります。そのため、早めにかかりつけの医療機関を受診しましょう。

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  3. QAレビュー

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富士在宅診療所 一般内科

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