潰瘍性大腸炎のステロイドは、どれくらいの期間で効くのでしょうか?
ステロイドを使用した場合、通常は7~10日間で効果が出ます。
通常は7~10日間で効果が出るかどうかを判定しますが、ステロイドが効かない患者さんもいます。
潰瘍性大腸炎において、ステロイドは中等症から重症の患者さんに使用され、強力に炎症を抑える効果があります。
経口のステロイドに反応しない場合や、重症・激症の患者さんでは、点滴での治療になる場合もあります。
通常は7~10日間の投与が行われ、改善がみられない場合は免疫抑制剤または手術が検討されます。
ステロイドは炎症を抑える効果は強いですが、寛解を維持する効果はありません。漫然とした長期の使用は副作用を引き起こす可能性があるため、使用期間には注意を要します。
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医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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潰瘍性大腸炎
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潰瘍性大腸炎とはどのような病気ですか?
大腸の粘膜に炎症が起こり、ただれや潰瘍ができる病気です。
潰瘍性大腸炎ではどのような症状が見られますか?
腹痛、下痢、便に血液が混ざるなどの症状が現れます。重症化すると貧血、めまいなども起こります。
潰瘍性大腸炎になる原因は何ですか?
原因はいまだ明らかでなく、難病の一つとされています。
潰瘍性大腸炎にはどのような人がなりやすいですか?
男女差はなく、若者から高齢者まで発症する可能性があります。
潰瘍性大腸炎を放置するとどうなりますか?
出血したり、腸が異常に膨らんだり、腸に穴があくなど重症な合併症をおこす危険があります。
潰瘍性大腸炎は大腸がんと関係がありますか?
7~8年以上経過すると、大腸がんを発症しやすいことがわかっています。
潰瘍性大腸炎ではどのような検査を行いますか?
おもに大腸の内視鏡検査を行います。
潰瘍性大腸炎の予防のためにできることを教えてください。
予防法は確立されていませんが、規則正しい食生活は大切だと言われています。
潰瘍性大腸炎ではどのような治療を行いますか?
おもに大腸の炎症を抑える薬で治療します。
潰瘍性大腸炎は一度治っても再発しますか?
再発する場合も多いので、薬の減量や中止については医師と相談しましょう。
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