潰瘍性大腸炎とクローン病の違いを教えてください。
潰瘍性大腸炎は大腸に影響を及ぼすのに対し、クローン病は口から肛門までの消化管全体に影響を及ぼす可能性があります。
クローン病は潰瘍性大腸炎と同じく、腸に炎症を起こす病気です。この2つは炎症性腸疾患と呼ばれ、同一の種類に分類される病気です。
炎症の起こる場所が異なり、潰瘍性大腸炎が大腸に限定されるのに対し、クローン病は口から肛門までの消化管全体に影響を及ぼす可能性があります。特に小腸と大腸に多く見られます。
原因はまだ完全にはわかってはいませんが、遺伝、腸内細菌、食事、免疫の異常などが関係していると考えられています。
潰瘍性大腸炎も、原因はまだわかっておらず、免疫の問題や腸内細菌などの要因が関係していると考えられています。
通常、血の混じった下痢や腸以外にもさまざまな症状が見られます。長期間にわたり大腸全体に炎症が続くと、がんになるリスクが上昇する可能性があります。
多くの患者さんは症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すため、長期間の医療管理が必要となります。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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