潰瘍性大腸炎とクローン病の違いを教えてください。
潰瘍性大腸炎は大腸に影響を及ぼすのに対し、クローン病は口から肛門までの消化管全体に影響を及ぼす可能性があります。
クローン病は潰瘍性大腸炎と同じく、腸に炎症を起こす病気です。この2つは炎症性腸疾患と呼ばれ、同一の種類に分類される病気です。
炎症の起こる場所が異なり、潰瘍性大腸炎が大腸に限定されるのに対し、クローン病は口から肛門までの消化管全体に影響を及ぼす可能性があります。特に小腸と大腸に多く見られます。
原因はまだ完全にはわかってはいませんが、遺伝、腸内細菌、食事、免疫の異常などが関係していると考えられています。
潰瘍性大腸炎も、原因はまだわかっておらず、免疫の問題や腸内細菌などの要因が関係していると考えられています。
通常、血の混じった下痢や腸以外にもさまざまな症状が見られます。長期間にわたり大腸全体に炎症が続くと、がんになるリスクが上昇する可能性があります。
多くの患者さんは症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すため、長期間の医療管理が必要となります。
公開日:
最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
潰瘍性大腸炎
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
潰瘍性大腸炎とはどのような病気ですか?
大腸の粘膜に炎症が起こり、ただれや潰瘍ができる病気です。
潰瘍性大腸炎ではどのような症状が見られますか?
腹痛、下痢、便に血液が混ざるなどの症状が現れます。重症化すると貧血、めまいなども起こります。
潰瘍性大腸炎になる原因は何ですか?
原因はいまだ明らかでなく、難病の一つとされています。
潰瘍性大腸炎にはどのような人がなりやすいですか?
男女差はなく、若者から高齢者まで発症する可能性があります。
潰瘍性大腸炎を放置するとどうなりますか?
出血したり、腸が異常に膨らんだり、腸に穴があくなど重症な合併症をおこす危険があります。
潰瘍性大腸炎は大腸がんと関係がありますか?
7~8年以上経過すると、大腸がんを発症しやすいことがわかっています。
潰瘍性大腸炎ではどのような検査を行いますか?
おもに大腸の内視鏡検査を行います。
潰瘍性大腸炎の予防のためにできることを教えてください。
予防法は確立されていませんが、規則正しい食生活は大切だと言われています。
潰瘍性大腸炎ではどのような治療を行いますか?
おもに大腸の炎症を抑える薬で治療します。
潰瘍性大腸炎は一度治っても再発しますか?
再発する場合も多いので、薬の減量や中止については医師と相談しましょう。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。