爪下血腫の治療や予防方法には何がありますか?
爪に穴をあけて血を外に出す治療があります。ケガをした際はすぐに冷やすことで血種の予防につながります。
爪の下にたまっている血液量が多い場合
爪の下にたまった血液の量が多い場合には、それだけ指への圧迫による痛みが強くなりやすいため、爪に穴をあけて血液を外に出す治療を行うことで痛みが楽になることがあります。一般的には注射針を用いて行います。爪の周りは細菌感染を起こしやすい場所であるため、自分で行ってはいけません。
爪の下にたまっている血液量が少ない場合
たまっている血液の量が少ない場合には、特に処置を行わない場合もあります。ただし、この場合にも骨折や爪の脱臼(爪が外れること)を伴っている可能性があります。骨折があれば、添え木での固定という治療が必要になる場合があります。
爪が外れている場合
爪が外れているようであれば、爪の位置を元に戻してテープや縫合による固定が必要になる場合があります。
爪に強い力がかかるようなケガをした場合
爪に強い力がかかるようなケガをした際に、早い段階から保冷剤や氷などで患部を冷やすことで、大きな血種が出来るのを予防できる場合があります。医療機関を受診するまでは、圧迫しすぎて痛みが強くならないように気をつけながら患部を冷やすようにしましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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