爪下血腫は放置するとどうなりますか?
強い痛みが続いたり、爪が外れやすくなる場合があります。また、骨折に気が付かない場合があります。
爪の下にたまっている血の量が多い場合、かなり強い痛みが数日続く場合があります。また、たまった血によって爪が不安定になり、外れやすくなる場合があります。これらを防ぐためには、血を爪の外に出す処置が有効なことがあります。
爪の下にたまっている血の量が少ない場合でも、指先の骨が骨折している場合があります。特に爪以外の場所にも内出血が見られる場合や、指先の腫れが強い場合では注意が必要です。骨がずれるような骨折の場合には、骨をつなげる手術が必要になることがあります。また、爪のまわりの構造が傷ついてしまい、今後の爪の変形につながる場合があり、この予防のために処置が必要になることがあります。
上記のような処置が必要にならなかった場合には、血液は爪が伸びるとともに徐々に押し出されていきます。足の爪は伸びるのが遅いため、数ヶ月必要となる場合があります。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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爪下血腫
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「爪下血腫」とはどのような症状ですか?
手足の指と爪の間に血液がたまって、強い痛みを感じます。
爪下血腫の原因や考えられる病気には何がありますか?
爪に強い力がかかるようなケガが原因となります。指の骨折や爪の脱臼を同時に起こすことがあります。
爪下血腫がある場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
ケガをしてから指先や爪のまわりの痛みが強い場合には、整形外科または救急外来を受診しましょう。
爪下血腫の治療や予防方法には何がありますか?
爪に穴をあけて血を外に出す治療があります。ケガをした際はすぐに冷やすことで血種の予防につながります。
爪下血腫のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
手の爪や足の爪が内出血を起こしたとき、どうしたらよいですか?
氷や保冷剤を使って爪のまわりを冷やしましょう。
爪下血腫は自然治癒しますか?
爪が伸びるとともに血液が押し出され、消えていきます。痛みや出血量によっては病院での処置が必要です。
爪下血腫のあと、爪が生え変わるまでどのくらいかかりますか?
完全に爪が生え変わるためには約半年の時間が必要になります。
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