爪下血腫は放置するとどうなりますか?
強い痛みが続いたり、爪が外れやすくなる場合があります。また、骨折に気が付かない場合があります。
爪の下にたまっている血の量が多い場合、かなり強い痛みが数日続く場合があります。また、たまった血によって爪が不安定になり、外れやすくなる場合があります。これらを防ぐためには、血を爪の外に出す処置が有効なことがあります。
爪の下にたまっている血の量が少ない場合でも、指先の骨が骨折している場合があります。特に爪以外の場所にも内出血が見られる場合や、指先の腫れが強い場合では注意が必要です。骨がずれるような骨折の場合には、骨をつなげる手術が必要になることがあります。また、爪のまわりの構造が傷ついてしまい、今後の爪の変形につながる場合があり、この予防のために処置が必要になることがあります。
上記のような処置が必要にならなかった場合には、血液は爪が伸びるとともに徐々に押し出されていきます。足の爪は伸びるのが遅いため、数ヶ月必要となる場合があります。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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