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喉が腫れているときの市販薬の選び方|内服薬とうがい薬・トローチ・のどスプレーを解説

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医師の監修は本記事の医学的内容に限られます。記事内で紹介する製品の選定は監修者によるものではなく、監修者が製品の効果・効能を保証するものではありません。


のどスプレー・うがい薬・トローチ「健栄のどスプレーアズレン」「健栄うがい薬アズレンCPC」「アズレンEトローチ」健栄製薬「のどの痛みに」

「喉が腫れている気がするけど、飲み薬しか選択肢はないの?」――のどの痛みと併せて「はれている感じ」があるとき、市販薬の選び方に迷う人は少なくありません。喉の腫れに使う市販薬は、体の内側から炎症をおさえる内服薬と、患部に直接届ける局所薬を組み合わせて選ぶと選びやすくなります。この記事では、喉が腫れる主な原因と、内服薬・局所薬のタイプ別の選び方、受診を考える目安までをまとめて解説します。


Q.喉が腫れるのはどんなとき?

喉の腫れは、かぜなどの感染によって、のどや扁桃に炎症が起きたときによくみられます。このほか、乾燥や刺激、アレルギーなどが関係する場合もあります。

厚生労働省の手引きでは、かぜ(感冒)は、鼻症状、のどの症状、咳・たんなどが同じ程度みられるウイルス性の感染症とされています。かぜに伴う喉の症状の多くは、時間とともに自然に良くなります。かぜの症状が落ち着いたあとも、のどのはれや違和感がしばらく残ることがあります。ただし、7~10日程度を超えて改善しない場合や、いったん良くなった後に再び悪化した場合は、市販薬を続けずに医療機関へご相談ください。

ただし、喉の腫れの程度を自分で正確に判断するのは難しく、重い病気が隠れていることもあります。次のような場合は、市販薬だけで様子を見ず、医療機関への相談をご検討ください。

  • 喉の片側だけが強く腫れている、または片側に強い痛みがある
  • 飲み込むのが難しく、食事や水分を十分にとれない
  • 口が十分に開けられない
  • 声がこもっている
  • 症状が急速に悪化している

Q.喉の腫れに使う内服薬は?

喉の痛みや腫れを対象とする市販の内服薬には、抗炎症成分「トラネキサム酸」を配合した口腔咽喉薬があります。

トラネキサム酸は、かぜ薬にも配合が認められている抗炎症成分です。かぜ薬の承認基準では、「のどの痛み」が効能に含まれています。かぜによる喉の腫れでは痛みを伴うことが多いため、こうした痛みや炎症をやわらげる目的で、トラネキサム酸配合薬が選択肢になることがあります。

鼻水や咳など複数のかぜ症状がある場合は総合かぜ薬、喉の痛みや腫れが症状の中心である場合は、トラネキサム酸を主な有効成分のひとつとして配合した口腔咽喉薬などが選択肢になります。腫れだけでなく、痛み、発熱、鼻水、咳など、ほかの症状も踏まえて選びましょう。

使用時には、次の点に注意してください。

  • ほかの内服薬との成分重複に注意する:のど用内服薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、漢方薬などには、トラネキサム酸やカンゾウ(甘草)・グリチルリチンが重複して含まれることがあります。成分が重複する製品は併用しないでください
  • 複数の薬を自己判断で併用しない:製品によって併用できない薬が異なるため、添付文書を確認し、迷う場合は薬剤師・登録販売者へ相談してください
  • 長期間続けて使わない:使用できる期間は製品の添付文書で確認してください
  • 血栓症のある方などは事前に相談する:脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎などがある方や、血栓症を起こすおそれのある方は、使用前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください

持病がある方、医師の治療を受けている方、妊娠中・授乳中の方も、購入前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください。


Q.うがい薬・トローチ・のどスプレーはどう選ぶ?

喉や口の中へ直接使う市販薬には、うがい薬、トローチ、のどスプレーなどがあります。炎症による症状をやわらげる目的で使われる成分のひとつが、「アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)」です。

同じアズレン配合製品でも、剤形によって効能と使い方が異なります。健栄製薬の「カバくんシリーズ」を例にみてみましょう。

うがい薬

健栄うがい薬アズレンCPC(第3類医薬品)の添付文書上の効能は、「口腔・咽喉のはれ、口腔内及びのどの殺菌・消毒・洗浄、口臭の除去」です。

1回約10滴(約0.4mL)を水または微温水約100mLに薄めて、1日数回うがいします。原液のまま使用しないでください。

のどスプレー

健栄のどスプレーアズレン(第3類医薬品)の添付文書上の効能は、「のどの炎症によるのどの痛み・のどのはれ・のどのあれ・のどの不快感・声がれ、口内炎」です。

1日数回、適量を患部に噴射します。薬液を吸い込まないよう、息を吸いながらではなく、声を出しながら噴射してください。のどや口内の患部に使う薬なので、飲み薬として使用せず、長期間続けて使わないでください。

また、使用後しばらくの間は、呼気中から酒気帯び運転と判定される濃度以上のアルコールが検出される可能性があるため、運転中の使用はお控えください。

トローチ

アズレンEトローチ(第3類医薬品)の添付文書上の効能は、「のどの炎症による声がれ・のどのあれ・のどの不快感・のどの痛み・のどのはれ、口腔内の殺菌・消毒、口臭の除去」です。

口の中に含み、かまずにゆっくり溶かして使います。5歳未満は使用できません。

選び方のポイント

「うがい薬・トローチ・のどスプレーのどれが一番効く」と一律に決めることはできません。次の点を確認して選びましょう。

  • 添付文書の効能に「のどのはれ」が含まれているか
  • 対象年齢を満たしているか
  • 正しい方法で使用できるか
  • 持病やアレルギー、使用中の薬について注意事項がないか

医師や歯科医師の治療を受けている方、薬などでアレルギー症状を起こしたことがある方は、使用前に医師・歯科医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください。口の中にひどいただれがある方も、製品によっては使用前の相談が必要です。

内服薬と、うがい薬・トローチ・のどスプレーを組み合わせられる場合もありますが、製品ごとに注意事項が異なります。複数の薬を使うときは、添付文書を確認し、迷う場合は薬剤師・登録販売者へ相談してください。


Q.うがいができない場面でのケアは?

外出先など、うがいが難しい場面では、トローチやのどスプレーが使いやすいことがあります。

トローチは口に含み、かまずにゆっくり溶かして使います。のどスプレーは、患部に向けて決められた方法で噴射します。どちらも水で薄める必要はありませんが、周囲の状況や使用方法を確認して使ってください。

トローチには年齢制限があり、のどスプレーは薬液を吸い込まないように噴射する必要があります。小児へ使用する場合は、対象年齢だけでなく、指示どおりに使用できるかも確認してください。

生活場面だけでなく、添付文書上の効能が自分の症状に合っているかを確認して選びましょう。


Q.どのような場合に受診を考える?

大きく3つ、「直ちに119番へ連絡する症状」「その日のうちに受診する症状」「早めに医療機関へ相談する症状」に分けて考えられます。

直ちに119番へ連絡する症状

次の症状は、急性喉頭蓋炎や喉の奥の深い感染症などによって、空気の通り道が狭くなっているサインの可能性があります。市販薬で様子を見ず、自分で運転せずに、直ちに119番へ連絡してください。

  • 呼吸が苦しい、顔色が悪い、意識がもうろうとする
  • 息を吸うときに、喉がつまる感じやヒューヒューという音がする
  • 唾液も飲み込めず、口からだらだら出る
  • 横になると苦しく、前かがみでないと呼吸しづらい
  • 喉だけでなく唇や舌も急に腫れ、じんましんや息苦しさを伴う

その日のうちに受診する症状

次の場合も、市販薬だけで様子を見ず、その日のうちに医療機関を受診してください。

  • 今までに経験したことがないほど喉が痛い、または急速に悪化している
  • 飲み込むのが難しく、食事や水分を十分にとれない
  • 口が十分に開けられない
  • 声がこもっている
  • 喉の片側だけに強い痛みや腫れがある

早めに医療機関へ相談する症状

  • 4日以上たっても38℃以上の熱が続く
  • いったん良くなりかけた後に、発熱や喉の痛み・腫れが再び悪化した
  • 7~10日程度を超えて症状が改善しない
  • 首の腫れやしこり、声がれなどが長く続く
  • 経過に不安がある


Q.喉の腫れに抗菌薬(抗生物質)は必要?

喉の痛みや腫れの多くはウイルスによるもので、抗菌薬が必要になるケースは多くありません。抗菌薬はウイルスには効かず、細菌による感染と診断された場合に使われます。

医療機関では、症状や喉の状態から細菌感染の可能性を評価し、必要に応じて検査を行います。以前処方されて余った抗菌薬を自己判断で使わないでください。


Q.子どもにも大人と同じ市販薬を使っていい?

製品ごとに使用できる年齢と用量が決まっています。大人用の製品を自己判断でお子さんへ使わず、パッケージや添付文書で対象年齢と用量を確認してください。

トローチは、決められた対象年齢を満たしていても、口の中で安全に溶かせない場合には適しません。のどスプレーも、声を出すなど、薬液を吸い込まないための使い方ができるか確認してください。迷う場合は薬剤師・登録販売者へ相談しましょう。


まとめ

  • 喉の腫れは、かぜなどの感染による炎症で起こることが多いが、乾燥や刺激などが関係する場合もある
  • かぜによる喉の腫れでは痛みを伴うことが多く、痛みや炎症をやわらげる目的でトラネキサム酸配合薬などが選択肢になる
  • うがい薬、トローチ、のどスプレーには、炎症による症状をやわらげる目的で使われるアズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)を配合した製品がある
  • うがい薬、トローチ、のどスプレーは、剤形だけでなく、効能、対象年齢、使用方法、注意事項を確認して選ぶ
  • 複数の内服薬を使う場合は成分重複と、各製品の併用禁止事項を確認する
  • 4日以上38℃以上の発熱が続く、7~10日程度を超えて改善しない、いったん改善した後に悪化した場合は、医療機関へ相談する
  • 呼吸困難、吸気時の異常音、唾液も飲み込めないなどの症状がある場合は、直ちに119番へ連絡する

出典

・厚生労働省. 抗微生物薬適正使用の手引き 第四版 医科・外来編. 2026年1月16日

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001630903.pdf

・厚生労働省. かぜ薬の製造販売承認基準について(平成27年3月25日 薬食発0325第28号)

https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc0821&dataType=1&pageNo=1

・厚生労働省. かぜ薬等の添付文書等に記載する使用上の注意の一部改正について(令和3年6月16日 薬生薬審発0616第13号・薬生安発0616第1号)

https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc5987&dataType=1&pageNo=1

・健栄うがい薬アズレンCPC 添付文書(PMDA掲載)

https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J2301000172_01_A.pdf

・健栄のどスプレーアズレン 添付文書(PMDA掲載)

https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J2301000174_01_A.pdf

・アズレンEトローチ 添付文書(PMDA掲載)

https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J2301000089_01_A.pdf

本記事は 2026年10月6日 の情報に基づいて作成されています。最新の情報は各出典元でご確認ください

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本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を行うものではありません。また、特定の医薬品の効果を保証するものでもありません。医薬品は、医師・薬剤師の指示や添付文書に従って使用してください。症状がつらい場合や長引く場合は、医療機関への相談をご検討ください。本記事は公開時点の情報に基づいて作成されています。

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