AKTの正式名称を教えてください。
AKT遺伝子の正式名称はAKT serine/threonine kinase (セリンスレオニンキナーゼAKT)です。
AKT遺伝子は 「AKT serine/threonine kinase」 の略で、生成されるタンパク質は セリン/スレオニンキナーゼ として機能します。
これは、細胞内のタンパク質に対して、アミノ酸の セリン(Ser)やスレオニン(Thr) にリン酸を付け加える酵素です。このリン酸化によって、さまざまな細胞内シグナルが「オン」になり、細胞の増殖、生存、代謝などが調整されます。
AKTには1~3のタイプがあり、なかでもAKT1は、乳がんをはじめとしたがんなどの発症に深く関わっていることがわかっています。もしAKT1遺伝子に異常があると、細胞が増殖を止められなくなり、がん細胞が増え続ける原因になることもあります。
東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教
石橋 直弥 監修
(参考文献)
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