じんましん(蕁麻疹)のおすすめ市販薬・飲み薬【2026年7月】

じんましん(蕁麻疹)のおすすめ市販薬・治療 完全ガイド 原因・種類・日常対策・治療法を医師監修で解説

じんましん(蕁麻疹)は、一過性に皮膚の一部がくっきりと赤く盛り上がり(膨疹=ぼうしん)、強いかゆみを伴う症状です。膨疹は通常、数十分から数時間で跡を残さず消えますが、別の場所に繰り返し現れることもあります。生涯で約5人に1人が経験するとされる一般的な症状で、子どもから大人まで誰にでも起こりえます[3]。原因はアレルギー・ストレス・物理的な刺激などさまざまですが、原因が特定できない「特発性(とくはつせい)」のケースが多いことも特徴です。市販の抗ヒスタミン薬やかゆみ止め外用薬で症状をやわらげることができますが、症状が広範囲に及ぶ場合や数日以上続く場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。

じんましん(蕁麻疹)について3分でわかるまとめ

🩺 じんましんの原因

皮膚にあるマスト細胞(肥満細胞)がヒスタミンを放出し、血管が広がって腫れやかゆみが生じると考えられています。

じんましんは、皮膚の中にあるマスト細胞(肥満細胞)という細胞が何らかの刺激を受けて、ヒスタミンという物質を放出することで起こります。ヒスタミンが毛細血管を広げると、血液中の成分が皮膚ににじみ出て赤い腫れ(膨疹)となり、同時に神経を刺激してかゆみが生じます[2]

マスト細胞が刺激を受ける原因には、食物や薬のアレルギー反応のほか、感染症、物理的な刺激(圧迫・寒冷・日光など)、ストレスや疲労などがあります。ただし、特に慢性蕁麻疹では原因がはっきり特定できないケースが80〜90%を占めるとされています[3]。原因がわかっている場合はその要因を避けることが、治療の第一歩です。


🔍 じんましんの種類

発症期間によって「急性」と「慢性」に分けられ、原因によってもいくつかのタイプに分類されます。

じんましんは、症状が続く期間によって大きく2つに分けられます。発症から6週間以内におさまるものを「急性蕁麻疹」、6週間を超えて繰り返すものを「慢性蕁麻疹」と呼びます。急性蕁麻疹は多くの場合、数日から数週間で自然におさまります[2]

また、原因やきっかけによっても分類されます。原因が特定できない「特発性蕁麻疹」が最も多く、そのほかにアレルギー反応で起こるもの、物理的な刺激(機械性・寒冷・日光・圧迫など)で起こるもの、運動や発汗で起こる「コリン性蕁麻疹」などがあります[1]


💧 日常生活でできるじんましん対策

原因やきっかけの回避、皮膚への刺激を減らす工夫、規則正しい生活が対策として推奨されています。

じんましんの対策で最も大切なのは、原因やきっかけがわかっている場合にそれを避けることです。食物アレルギーが原因であれば該当する食品を控え、物理的な刺激が引き金であれば圧迫やきつい衣類を避けるなど、自分のパターンを把握して対応することが重要です[3]

また、疲労やストレスはじんましんの悪化要因として知られています。規則正しい生活やストレスの回避が推奨されています[2]。じんましんが出ているときは、かゆい部分を冷やすと一時的に症状がやわらぐことがありますが、寒冷刺激が原因の場合は逆効果になる可能性もあるため、注意が必要です。

そのため日常生活の工夫として検討・推奨される点

対策内容理由
原因・きっかけの回避特定の食品・薬・物理刺激など、自分のトリガーを把握して避ける原因を取り除くことが最も効果的な対策と考えられているため
衣類の工夫きつい衣類や摩擦の多い素材を避け、ゆったりとした綿素材を選ぶ圧迫や摩擦がマスト細胞を刺激する可能性があるため
ストレス・疲労の管理十分な睡眠をとり、ストレスをためない生活を心がけるストレスや疲労がじんましんの悪化因子と考えられているため
飲酒・刺激物を控えるアルコールや香辛料を控える血管を拡張させ、症状を悪化させる可能性があるため
患部を冷やすかゆみが強い場合、冷たいタオル等で患部を冷やす(寒冷蕁麻疹の場合は避ける)冷却によりかゆみが一時的に軽減する可能性があるため

💊 じんましんの治療方法

飲み薬の抗ヒスタミン薬が治療の中心です。多くの急性蕁麻疹は数日から数週間で自然におさまります。

じんましんの治療の第一選択は、第二世代の抗ヒスタミン薬(飲み薬)です。眠くなりにくいタイプの薬が選ばれることが一般的です。通常の量で効果が十分でない場合は、医師の判断で量を増やしたり、別の薬を組み合わせたりすることがあります[3]

急性蕁麻疹は、多くの場合、適切な治療と原因の回避により数日から数週間でおさまります。一方、慢性蕁麻疹では、従来の治療で十分な効果が得られない場合に、生物学的製剤(注射薬)が使われることもあります[2]。かゆみがつらい場合は、外用薬(塗り薬)を併用して症状をやわらげることもできます。3〜4日使用しても改善しない場合や、症状が広範囲に広がる場合、呼吸が苦しくなるなどの全身症状がある場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。

まとめ:じんましんのポイント

  • 原因:皮膚のマスト細胞がヒスタミンを放出することで起こり、原因不明の特発性が最も多い
  • 種類:6週間以内の急性と6週間超の慢性に分けられ、特発性・アレルギー性・物理性などのタイプがある
  • 日常対策:原因やきっかけの回避、ゆったりした衣類、ストレス管理、飲酒・刺激物を控えることが推奨される
  • 治療:第二世代抗ヒスタミン薬(飲み薬)が第一選択で、外用薬の併用も可能

じんましん(蕁麻疹)のおすすめ市販薬

じんましんのおすすめ市販薬を紹介します。おすすめの表示順はユビー独自の並び順で表示しています。

注意:以下は参考情報です。5〜6日使用しても改善しない場合は、医師・薬剤師への相談をご検討ください。

内服薬・外用薬

メンソレータム ジンマート 15g

ロート製薬

メンソレータム ジンマート 15g
¥1,200(税込)

医師・薬剤師からのアドバイス

3つのかゆみ止め成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩・リドカイン・クロタミトン)に冷感・収れん・抗炎症成分を配合し、はれてかゆいじんましんに多角的にアプローチする外用薬です。目や目の周囲、口唇などの粘膜部分、傷のあるところには使用できません

分類一般用医薬品(第 2 類)
剤形外用クリーム
種類かゆみ止めクリーム
用法・用量1日数回、適量を患部にぬってください。
<用法・用量に関連する注意>(1)目に入らないようご注意ください。万一、目に入った場合には、すぐに水またはぬるま湯で洗ってください。なお、症状が重い場合には、眼科医の診療を受けてください。(2)小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。(3)外用にのみご使用ください。
効果効能じんましん、湿疹、かぶれなど

情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。

アレルギール錠 110錠

第一三共ヘルスケア

アレルギール錠 110錠
¥1,430(税込)

医師・薬剤師からのアドバイス

抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミンマレイン酸塩)を配合し、皮膚のかゆみ・湿疹や花粉などによる鼻炎に対応する内服薬です。皮膚や粘膜の健康に必要なビタミンB6を配合しています。服用後は乗り物の運転や機械の操作をしないでください。他のアレルギー用薬や抗ヒスタミン剤を含む内服薬との併用はできません。長期連用しないでください

分類一般用医薬品(第 2 類)
剤形内用錠
種類抗ヒスタミン薬
用法・用量次の量を水又はお湯で服用して下さい。年齢・・・1回量・・・1日服用回数成人(15歳以上)・・・3錠・・・2〜3回7〜14歳・・・2錠・・・2回4〜6歳・・・1錠・・・2回4歳未満・・・服用しないで下さい。
効果効能じんましん、湿疹、かぶれなど

情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。

小粒タウロミン 200錠

興和(興和新薬)

小粒タウロミン 200錠
¥1,280(税込)

医師・薬剤師からのアドバイス

11種類の生薬にカルシウム・ビタミン・アミノ酸など23種の有効成分を配合した内服薬です。塗り薬では対処しきれない広範囲の皮膚炎や皮膚のかゆみも抑えます。服用後は乗り物の運転や機械の操作をしないでください。他のアレルギー用薬や抗ヒスタミン剤を含む内服薬との併用はできません。長期連用しないでください

分類一般用医薬品(第 2 類)
剤形内用錠
種類生薬配合薬
用法・用量次の量を水又は温湯で服用してください。症状により通常量の2〜3倍服用することもできます。年齢・・・1回量・・・1日服用回数成人(15歳以上)・・・12錠・・・3回8歳以上15歳未満・・・6錠・・・3回5歳以上8歳未満・・・4錠・・・3回3歳以上5歳未満・・・2錠・・・3回3歳未満の幼児・・・服用しないこと
効果効能湿疹、かゆみ、じんましんなど

情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。

掲載している市販薬は記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品の公式サイトなどをご確認ください。

参考文献

  1. [1] 秀道広ら. 蕁麻疹診療ガイドライン2018. 日皮会誌. 2018;128(12):2503-2624.本文へ
  2. [2] 日本アレルギー学会. 蕁麻疹(じんましん). アレルギーポータル(厚生労働省補助事業).abcd
  3. [3] Schaefer P. Acute and Chronic Urticaria: Evaluation and Treatment. Am Fam Physician. 2017;95(11):717-724.abcd
  4. [4] Antia C, Baquerizo K, Korman A, Bernstein JA, Alikhan A. Urticaria: A comprehensive review: Epidemiology, diagnosis, and work-up. J Am Acad Dermatol. 2018;79(4):599-614.

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