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腹圧
腹圧(ふくあつ)とは、お腹の中にある空間にかかる圧力のことです。
私たちのお腹の中には、胃や腸などの消化管、肝臓や腎臓などの臓器があります。これらの臓器がある空間は、お腹の筋肉によって支えられています。
腹圧は、お腹の筋肉が収縮することで高まります。例えば、重いものを持ち上げるときや便を出すときには、お腹の筋肉がきゅっと締まって腹圧が高くなります。これによって、体の中のものを押し出す力が働き、便を出したり息を吐いたりできます。
腹筋や腹壁の靱帯で弱いところがあると、腹圧が高くなった際に、ヘルニア(臓器が本来の位置から飛び出る病気)になることがあります。例えば、鼠径ヘルニアや腹壁瘢痕ヘルニア、大腿孔ヘルニア、閉鎖孔ヘルニアなどがあります。
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