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塞栓症
塞栓症(そくせんしょう)とは、血液の流れの中にできた塊(血栓や他の物質)が血管をふさいでしまう病気のことです。この塊を「塞栓(そくせん)」と呼びます。
人の体では、心臓がポンプのように働いて血液を体中に送り出しています。血液は酸素や栄養を運んだり、体の不要なものを運び出したりする大切な役割を持っています。
しかし、何らかの原因で血液の中に塊ができると、その塊が血管の中を流れていって、狭いところで詰まってしまうことがあります。
塞栓ができると、詰まった先の組織や臓器に血液が届かなくなり、酸素不足や栄養不足を起こしてしまいます。これが塞栓症です。
塞栓症はどの血管でも起こり得ますが、特に肺や脳、心臓の血管が詰まると大変危険です。
肺に起こると「肺塞栓症」、脳に起こると「脳塞栓症」と呼ばれ、それぞれ呼吸困難や脳卒中の原因になります。
塞栓症は、血液が固まりやすい状態、心臓の病気(心房細動などの不整脈、心臓粘液腫、卵円孔開存症)などが原因で起こることがあります。
予防や治療は、原因によって異なりますが、血液が固まりやすい状態が原因であれば、医師の判断で抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を使うことがあります。
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