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血漿交換療法
血漿交換療法(けっしょうこうかんりょうほう)とは、人の体から血液を取り出して、その中の血漿(けっしょう)という部分だけを新しいものと交換して体に戻す治療方法です。
血液は、赤血球や白血球、血小板といった細胞成分と、それらが浮かんでいる液体の部分である血漿から成り立っています。
血漿には栄養素やホルモン、そして病気を引き起こす原因となる不要な物質や異常な免疫物質などが含まれています。
血漿交換療法では、特別な機械を使って血液を体外に取り出し、血液中の細胞成分と血漿を分けます。そして、取り出した血漿の代わりに新しい血漿を体に戻します。
新しい血漿は、輸血にも使われる血液製剤を用います。この治療は、血液中に問題を起こす物質を取り除くことで、さまざまな病気の症状を改善するのに役立ちます。
例えば、自己免疫疾患という体の免疫システムが自分の体を攻撃してしまう病気などに使われることがあります。
ただし、血漿交換療法は体に大きな負担をかけることもあるので、必要な場合に医師の判断で行われます。
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