クリサンタスパーゼ(アーウィナーゼⓇ)には、どのような効果がありますか?
L-アスパラギナーゼに過敏症を示した場合の急性白血病や悪性リンパ腫の治療に用いられます。
クリサンタスパーゼ(アーウィナーゼⓇ)は「抗悪性腫瘍酵素製剤」という種類の注射薬で、急性白血病(慢性白血病の急性転化例を含む)や悪性リンパ腫の治療に使用されます。ただし、この薬は、L-アスパラギナーゼ製剤(類縁の抗がん剤)で治療を行った際に、重篤なアレルギー反応(過敏症)を示してしまい、その薬が使用できなくなった患者さんに限定して使用されます。
この薬の作用は以下の通りです。
がん細胞の栄養源を断つ
悪性腫瘍細胞(がん細胞)は、自力で十分に作れない「L-アスパラギン」というアミノ酸を栄養源として利用します。
酵素による分解
この薬の有効成分は、L-アスパラギンを「L-アスパラギン酸」と「アンモニア」に分解する酵素(L-アスパラギナーゼ)です。
増殖の抑制
L-アスパラギンが枯渇することで、がん細胞はタンパク質を合成できなくなって、結果として増殖が抑えられます。
従来の大腸菌由来のL-アスパラギナーゼ製剤に対してアレルギー反応を示した患者さんでも、この薬の有効成分とはアレルギーの交差性(似たアレルギー反応を起こすこと)が認められなかったことが報告されています。
編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
Q作成
医師執筆/監修
QAレビュー
公開
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
