病的近視のセルフチェックはできる?病的近視
監修医師山口 知暁東北大学病院 眼科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2021/08/12
病的近視とは
近視とは、遠くにピントがあいにくくなってぼやける状態です。病的近視は、眼底に出血や萎縮などの特有の変化を生じたものを言います。見たい部分が霞む・歪む・欠ける、黒い点や虫のような影が飛んで見えたり、視野の一部に光が走る等の症状が認められることがあります。
「病的近視」とはどのような病気ですか?
病的近視は、強度の近視によって眼球が伸び、網膜や脈絡膜などに病変が起こる状態です。
病的近視は、単なる視力低下ではなく、眼球が異常に長くなることで眼の奥の組織が薄く引き伸ばされ、網膜や脈絡膜などに変化が生じる疾患です。これにより、黄斑変性、網膜剥離、脈絡膜新生血管などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。
強い近視(一般に-6D以上)を基盤とし、進行性で不可逆的な視力障害を伴うことが特徴です。早期発見と定期的な眼底検査が重要であり、近年は抗VEGF療法などの治療法も行われています。
病的近視の症状
病的近視と眼球が伸びる症状は関係がありますか?
眼球が伸びることが病的近視の主な原因です。
病的近視は、眼球の前後径(眼軸)が異常に伸びることで起こる疾患です。通常、近視は角膜や水晶体の屈折力と眼球の長さのバランスが崩れて、網膜より手前に焦点が結ばれることで生じますが、病的近視ではこの眼軸の伸びが病的に進行し、網膜や脈絡膜、強膜などが引き伸ばされて薄くなります。
その結果、網膜裂孔や萎縮、出血などの合併症を引き起こします。つまり、眼球が物理的に伸びること自体が病的近視の本質であり、この変化が視力低下や失明リスクを高める主要な要因となります。
病的近視の末期症状はどのようなものがありますか?
視力の著しい低下や中心暗点、失明に近い視覚障害が生じます。
病的近視の末期では、網膜や脈絡膜の萎縮が高度に進み、中心視力がほとんど失われます。黄斑部の萎縮や脈絡膜新生血管の瘢痕化により、ものの中心が見えない「中心暗点」や強い視界のゆがみが出現します。
また、後部ぶどう腫による眼底の突出や、網膜裂孔・網膜剥離が重なると、視界が暗く欠け、最終的に失明に近い状態になることもあります。
これらの変化は不可逆的で、治療しても完全な視力回復は困難です。早期発見・治療を行うことで、視力を保つことのできる期間を延ばすことが重要です。
病的近視ではどのような症状がありますか?
視力低下や視野欠損、ゆがみ、飛蚊症、暗点などが現れます。
病的近視では、単なる近視によるピントのずれだけでなく、眼底の組織変化によってさまざまな症状が現れます。これらの症状は、眼底にどのような変化が起こるかによって変わってきます。
代表的なのは視力低下で、特に中心視力の低下が進むと、細かい文字や顔の認識が困難になります。また、網膜の変性や出血によるゆがみ(変視症)、視野の一部が見えない(暗点)、飛蚊症(黒い点や糸くずが浮かんで見える)などもみられます。
強い近視を基盤とした網膜裂孔や網膜剥離を起こし、急激な視力低下を招くこともあります。初期には自覚症状が少ない場合もあり、定期検査が重要です。
病的近視には初期症状はありますか?
初期は自覚症状が乏しく、軽い視力低下や飛蚊症がみられることがあります。
病的近視の初期段階では、はっきりとした症状が出ないことが多く、通常の近視と区別がつきにくいのが特徴です。
初期には、視力が少しずつ低下したり、黒い点や糸くずのような影が動いて見える飛蚊症を感じることがあります。これは眼球が伸びることで硝子体や網膜に微細な変化が起きるためです。進行すると、ものがゆがんで見えたり(変視症)、暗い場所で見づらくなるなどの異常が現れます。
症状が軽くても、眼底ではすでに変化が始まっていることがあるため、定期的な眼科検査が早期発見につながります。
病的近視の原因
病的近視の原因は何がありますか?
遺伝要因と環境要因が関与し、眼軸が異常に伸びることが主な原因です。
病的近視の原因は複合的で、遺伝的素因と環境的要因の両方が関係します。家族に強度近視の人がいる場合、発症リスクが高くなることが知られています。また、幼少期からの長時間の近業作業(読書やスマートフォン使用など)や屋外活動の少なさも進行に関与すると考えられています。
これらの要因により、眼球の前後径(眼軸)が過剰に伸び、網膜や脈絡膜が薄くなって損傷しやすくなります。遺伝的な要因に加えて、成長期の環境要因が重なることで病的近視が発症・進行します。
病的近視の検査・診断
病的近視のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
病的近視は、単なる強度近視(-6D以上など)とは異なり、眼底の網膜や脈絡膜に萎縮や出血などの病的変化が起きている状態を指します。
自覚的には「視界の一部が暗い」「歪んで見える」「急に視力が落ちた」などがありますが、これらは他の病気でも起こり得ます。そのため、セルフチェックでは正確に判定できません。疑わしい場合は、眼底検査やOCT(網膜断層撮影)を眼科で受けることが必要です。
セルフチェック項目
- 視野の欠けや歪みがある
- 急に視力が低下した
- 物がぼやけて見える
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、病的近視かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
病的近視の診断基準を教えてください。
強度近視に加え、眼底に変性や萎縮などの病的変化があることです。
病的近視の診断は、単なる近視の度数だけではなく、眼底に構造的な変化が見られるかどうかで判断されます。
一般的に、屈折度が-6D以上または眼軸長が26.5mm以上の強度近視を基盤とし、さらに網脈絡膜萎縮、黄斑部の萎縮、後部ぶどう腫、脈絡膜新生血管などの眼底病変が確認された場合に、病的近視と診断されます。
近年は「META-PM分類」という国際基準が用いられ、眼底変化を0〜4度に分類し、Grade2(びまん性萎縮)以上を病的近視と定義することが多いです。画像検査(OCTや眼底写真)による客観的評価が診断の中心となります。
病的近視が疑われる場合、どのような検査を行いますか?
視力・屈折・眼底・OCT・眼軸長などの精密検査を行います。
病的近視が疑われる場合、まず視力検査と屈折検査で近視の程度を確認します。次に、眼底検査で網膜や脈絡膜の萎縮、出血、裂孔などの有無を調べます。
光干渉断層計(OCT)では、黄斑部や網膜の層構造を詳細に観察でき、脈絡膜の厚みや新生血管の有無を確認できます。
また、眼軸長測定により眼球の長さを評価し、病的近視の進行度を把握します。さらに必要に応じて蛍光眼底造影(FA)や光干渉断層血管撮影(OCTA)を行い、血管の異常や出血源を詳しく確認します。これらを総合して診断が行われます。
病的近視の治療・対処法
病的近視への対処法は?
根本的に治す方法は現在のところありませんが、病的近視で起こる眼底の変化に対してはいくつかの治療法があり、視覚の維持、もしくは改善を目指すことができます。予防法としては、近視の進行をできるだけ抑えることが必要となります。子どものころから近視が強い、強度の近視がある、20代後半を過ぎても近視が進行している等の場合には、病的近視に進行するリスクが高いので、自覚症状がなくても1年に1度は眼科を受診することが勧められます。点眼、メガネなどを用いた適切な専門治療に加え、近年では、しっかりと日光を浴びることで近視の進行を抑えられることがわかってきました。
病的近視の場合、主にどのような治療をしますか?
薬物・注射・手術などが行われます。
病的近視の治療は、根本的に眼球の伸びを止めることは難しいため、進行を抑え、合併症を早期に治療することが目的となります。具体的には、脈絡膜新生血管が生じた場合には抗VEGF薬の硝子体内注射が行われ、出血や網膜剥離などが起きた際にはレーザー治療や硝子体手術が選択されます。
また、視力補助として眼鏡やコンタクトレンズの調整、低視力者用補助具の使用も有効です。最近では近視進行抑制のために、アトロピン点眼や特殊レンズの研究も進んでいます。定期的な眼底検査と早期対応が視力保持の鍵です。
病的近視は治りますか?
病的近視は完治しませんが、進行抑制と合併症治療が可能です。
病的近視は、眼球の構造的変化が関係するため、現在の医療では完全に治すことはできません。眼軸が一度伸びてしまうと、元の長さには戻らず、網膜や脈絡膜の萎縮も基本的に不可逆的です。
しかし、進行を抑えることや合併症を早期に治療することは可能です。脈絡膜新生血管には抗VEGF薬の注射、網膜裂孔にはレーザー治療、剥離には硝子体手術が行われます。
また、定期的な眼科検査で、早期に治療をすることができます。治すというより、視力を守ることが治療の目的です。
受診の目安・何科を受診するべきか
病的近視を放置するとどうなりますか?
放置すると網膜萎縮や出血が進み、失明に至る危険があります。
病的近視を放置すると、眼球の伸びが進行して網膜や脈絡膜が薄くなり、萎縮や裂孔、出血などの病変が広がります。特に黄斑部に萎縮や脈絡膜新生血管が生じると、中心視力が急激に低下し、文字や顔の判別が困難になります。
また、網膜剥離を起こすと、短期間で重度の視力障害を招くこともあります。これらの変化は不可逆的で、一度失われた視機能は回復しません。初期には自覚症状が少ないため、放置すると手遅れになることもあります。定期検査と早期治療が重要です。
病的近視の名医の探し方を教えてください。
大学病院や専門外来で近視専門の眼科医を探すのが確実です。
病的近視は進行性で合併症も多いため、経験豊富な専門医による診療が望まれます。名医を探す際は、まず大学病院や総合病院の「近視外来」「網膜・黄斑外来」「病的近視専門外来」などを受診するのが確実です。
また、紹介状を持って大規模病院を受診すると、最新のOCT機器や治療法を受けやすい利点があります。かかりつけの医師に、おすすめの病院がないか聞いてみるのもひとつの方法でしょう。
医師の実績や学会発表歴も参考にし、継続的にフォローできる専門医を選ぶことが大切です。
病的近視が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
眼科を受診し、眼底検査や視力検査で評価を受けることが必要です。
病的近視が疑われる場合は、眼科を受診してください。近視が強く、眼鏡をかけても視力が出にくい、ものがゆがんで見える、視野の一部が欠ける、飛蚊症が増えたなどの症状があるときは注意が必要です。
眼科では視力検査や屈折検査に加え、眼底検査、眼軸長測定、光干渉断層計(OCT)による網膜の状態評価などが行われます。これにより網膜や脈絡膜の変化などの早期発見が可能です。眼鏡店では見つけられない病的変化も多いため、専門の眼科医による診断が重要です。
病的近視が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
視力が出にくい、ゆがみや飛蚊症が増えた時は早めの受診が必要です。
病的近視は進行すると不可逆的な視力障害を起こすこともあるため、早期の受診が非常に大切です。
目安としては、眼鏡やコンタクトを新しくしても視力が上がらない、文字や直線がゆがんで見える、視野の一部が暗い、突然飛蚊症が増えた、光が走るように見える(光視症)などの症状がある場合は、すぐに眼科を受診すべきです。
また、強度近視(-6D以上)の人は、自覚症状がなくても定期検査が望ましいです。特に網膜裂孔や出血は早期発見が可能な場合もあるため、軽視せず専門医に相談しましょう。
病的近視の専門医がいる近くの病院はありますか?
病的近視の専門医がいる病院を見る病的近視の薬
病的近視は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
目の状態によりますが、抗VEGF薬や緑内障点眼を使用することがあり、副作用もあります。
病的近視では、合併症として脈絡膜新生血管が生じた際に、抗VEGF薬(例:ルセンティス、アイリーアなど)の硝子体内注射が行われます。これにより異常血管の増殖を抑え、出血やむくみを軽減して視力の悪化を防ぎます。
副作用としては、眼の痛み、炎症、眼圧上昇、まれに感染(眼内炎)などが報告されています。
また、緑内障が疑われる場合には、点眼治療が行われることもあります。点眼の種類によりますが、目の充血や不整脈、息苦しさなどが出ることがあります。いずれも医師の管理下で安全に行うことが重要です。
病的近視の予防
病的近視を予防する方法はありますか?
完全な予防は難しいが、進行抑制と早期発見が重要です。
病的近視は遺伝的要因が大きく、完全に防ぐことは難しいものの、進行を抑える生活習慣と早期発見が重要です。特に成長期には屋外での活動時間を増やすことが近視進行の抑制に有効とされています。これは自然光により眼軸の過度な伸長が抑えられるためです。
また、読書やスマートフォンなどの近距離作業を長時間続けないこと、十分な照明と姿勢を保つことも大切です。さらに、定期的な眼科検査により初期の網膜変化を見逃さないようにし、必要に応じて治療や観察を行うことで重症化を防げます。
対処法・セルフケア
病的近視で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない場合は、他の治療法や視力補助具を検討します。
薬が効かない場合は、他の治療法を検討する必要があります。例えば、薬を変える、手術を行う、または視力を助ける道具を使う方法があります。
病的近視で目の奥に新しい異常な血管(脈絡膜新生血管)ができたときは、薬(抗VEGF薬)が多くの人で効きますが、効かない場合には別の薬に変えることがあります。また、網膜に穴やはがれが起きた場合は、硝子体手術が必要です。
視力が大きく低下した際には、拡大鏡や読書機などの補助具を使って、生活の質を保つ支援が行われます。
病的近視の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
定期的な眼科検査を受けることが重要です。
病的近視は、眼球の構造変化がゆっくり進むため、自覚症状がなくても網膜や脈絡膜に異常が生じていることがあります。そのため、定期的な眼科検査によって、出血、網膜裂孔、脈絡膜新生血管などの合併症を早期に見つけ、適切な治療を行うことが重要です。
特に強度近視(-6D以上)の人は、年1回以上の眼底検査や光干渉断層計(OCT)検査を受けることが推奨されます。早期発見により、失明につながる重篤な病変の進行を防ぎ、視力を長く保つことが可能になります。
病的近視に関連するその他の質問
病的近視で失明することはありますか?
あります。進行すると網膜剥離や萎縮で失明に至ることがあります。
病的近視は、日本における中途失明原因の上位に位置する疾患です。眼球が伸びて網膜や脈絡膜が薄くなると、出血、萎縮、網膜裂孔、網膜剥離などの合併症が起こり、これらが進行すると視力を失うことがあります。特に黄斑部に病変が及ぶと中心視力が失われ、日常生活に大きな支障をきたします。
治療により、出血や新生血管を抑えられる場合もありますが、萎縮や剥離による損傷は元に戻りません。したがって、病的近視では失明を防ぐために、定期的な眼底検査と早期治療が極めて重要です。
病的近視で障害者手帳は取得できますか?
視力や視野の障害が一定基準を超えると取得可能です。
病的近視そのものが障害者手帳の対象ではありませんが、視力や視野の障害が一定基準を満たす場合には「視覚障害」として取得できます。
日本では、矯正しても両眼の視力が不良な場合、または視野が限られている場合に、1〜6級の身体障害者手帳が交付されます。病的近視では、黄斑萎縮や網膜変性によって中心視力が著しく低下したり、視野が狭くなることがあり、その結果として認定対象となることがあります。
手帳を取得することで、医療費助成や生活支援、就労支援などの制度を利用でき、生活の質を維持する一助となります。
Ubieでは「かんたん医師相談」から、気軽に医師に相談することも可能です。
子供でも病的近視になりますか?
まれですが、子供でも病的近視を発症することがあります。
病的近視は、一般的に成人以降に進行することが多いですが、近年は小児期から発症する例も報告されています。
特に強い遺伝的素因を持つ場合や、成長期に急速に眼軸が伸びるタイプの近視では、10歳前後から眼底に萎縮や網膜変性が見られることもあります。スマートフォンやタブレットの長時間使用など、近距離作業が多い生活環境も進行を助長します。
子供のうちに近視が急速に進む場合は注意が必要で、眼軸長の定期測定や屋外活動の推奨、必要に応じて低濃度アトロピン点眼などによる進行抑制が重要です。
病的近視と網脈絡膜萎縮の関係性を教えてください。
病的近視は眼球伸長により、網脈絡膜萎縮が生じた目です。
病的近視では、眼球が前後方向に伸びることで網膜や脈絡膜が薄く引き伸ばされ、血流が減少します。その結果、眼底の中心部や周辺部で網膜と脈絡膜が萎縮し、「網脈絡膜萎縮」が生じます。
この萎縮は進行して黄斑部(ものを見る中心)に及ぶと、視力が大きく低下します。特に、萎縮部の境界に新しい異常血管(脈絡膜新生血管)が発生することもあり、出血や瘢痕化を伴うと不可逆的な視力障害につながります。
したがって、網脈絡膜萎縮は病的近視の代表的な合併症のひとつです。
病的近視は遺伝しますか?
遺伝の影響がありますが、環境要因も大きく関与します。
病的近視は、遺伝的要因と環境要因の両方が関係する多因子疾患です。病的近視は近視を基盤として発症しますが、家族に強度近視の人がいる場合、近視の発症リスクが高くなることが知られています。特に親のどちらかが強度近視であると、子どもの近視進行が早まる傾向があります。
近年の研究では、眼球の発育や網膜構造に関係する遺伝子の関与も報告されています。しかし、遺伝だけではなく、長時間の近距離作業や屋外活動の不足といった生活環境も強く影響します。特に学童期のこれらの要因は重要です。したがって、遺伝体質があっても生活習慣を整えることで、進行をある程度抑えることが可能です。
病的近視の度数の目安を教えてください。
病的近視は度数ではなく、眼底に病変を伴う近視を指します。
病的近視と強度近視は混同されがちですが、意味が異なります。強度近視は近視の度数が強い状態を指し、一般に-6D以上または眼軸長26.5mm以上のものをいいます。
一方、病的近視は近視の強さに加えて、眼底に網脈絡膜萎縮などの病的変化が生じた状態を指す「疾患」です。つまり、強度近視は「屈折の程度」を表す言葉であり、病的近視は「組織に病変を伴う段階」を示します。
強度近視の人が、必ず病的近視になるわけではありませんが、強度近視で、より病的近視が発症する可能性が高いのは事実です。
病的近視になると見え方はどうなりますか?
視力が低下し、ゆがみや視野欠損、暗点などが現れることがあります。
病的近視になると、単に遠くがぼやけるだけでなく、眼底の組織変化によって、視覚の質そのものが低下します。網膜や脈絡膜の萎縮により中心視力が落ち、細かい文字や顔が認識しにくくなることがあります。
また、黄斑部に変化が起きると、線がゆがんで見える「変視症」や、視野の一部が欠ける「暗点」が現れます。出血や脈絡膜新生血管が起こると、急激な視力低下や視界の歪みが進むこともあります。
見え方の異常は徐々に進行するため、早期の眼科受診と定期的な経過観察が重要です。
病的近視について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「病的近視」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 前と比べ現在、視界の一部が見えなくなったと感じますか?
- 最近目が見えにくくなったと感じますか?
- 色の濃淡や明暗が明確ではないものが見えにくいですか?
病的近視に関連する病気・症状
この記事の監修医師
山口 知暁 先生
東北大学病院 眼科
【経歴】 金沢桜丘高校卒業 金沢医科大学卒業 東北大学卒後研修センター 臨床研修 東北大学病院 眼科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2021/08/12