
ADLとは?退院や介護の相談で聞かれること
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この記事の答え
ADL(エー・ディー・エル)とは、起き上がる、移動する、食事をする、トイレに行く、お風呂に入る、着替えるといった、毎日の生活に最低限必要な基本の動作のことです。日本語では「日常生活動作」とも言います。英語の「Activity of Daily Living」の頭文字からなる単語です。高齢の人や障害のある人の体の動きや、どのくらい手助けが要るかをはかる目安として、医療や介護の場で使われます(国立国語研究所「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」)。
要介護認定の調査では、どう確かめられる?
要介護認定の調査では、調査員が自宅や入院先などを訪れ、寝返りや起き上がり、歩くこと、移動、食事、排せつ、洗顔、着替えといった動作を一つずつ確かめます(厚生労働省「要介護認定」)。
動作ごとに「自分でできるか」「どのくらい介助されているか」などを、実際に動作をしてもらったり、本人や家族から聞き取ったりして記録します。調査の日に体調や緊張でふだんと違うときや、日によってできたりできなかったりするときは、ふだんの様子(おおむね過去1週間)で多く見られる状況をもとに選ばれます(令和6年4月時点の調査のしかた)。
退院の相談では、何が共有される?
介護保険のサービスを使っている人が退院するときは、病院とケアマネジャーが移動や排せつ、入浴、食事の様子などを共有するしくみがあります(厚生労働省「居宅介護支援費の退院・退所加算に係る様式例の提示について」)。共有した内容は、退院後の介護サービスを考えるのに使われます。共有に使う書式の例には、退院後の生活について本人と家族それぞれの希望を書く欄もあります。家族としての希望も、前もって考えておくと伝えやすくなります。
「ADL」について、押さえておきたいポイント
「ADLが自立している」は、基本の動作をひとりでできるという意味です。
ふだんの生活がすべて問題なく送れる、という意味ではありません。
> あわせて読む:入院が決まったら何をする?手続きの順番チェックリスト
参考にした資料
記事の数字と条件は、次の公的な資料で確かめています。
- 国立国語研究所「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」(2026年10月確認)
https://www2.ninjal.ac.jp/byoin/teian/ruikeibetu/teiango/teiango-ruikei-a/adl.html - 厚生労働省「要介護認定 (認定調査員テキスト2009改訂版〈令和6年4月改訂〉)」(2026年10月確認)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/nintei/index.html - 厚生労働省「居宅介護支援費の退院・退所加算に係る様式例の提示について」(2026年10月確認)
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/27.pdf
記事の内容は、最終更新日の時点の制度にもとづいています。制度の改定により、最新の内容と異なる場合があります。本ページは公的制度の一般的な情報です。金額・要件は加入している健康保険・自治体・所得によって異なります。必ず各窓口にご確認ください。本ページは診断・治療の代替ではありません。
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