人間不信は優しい人がなりやすい?どんな症状や原因がある?
人間不信の原因や考えられる病気には何がありますか?
人間不信の原因や考えられる病気には何がありますか?
人間不信の原因として、PTSDやパーソナリティや発達の特性が影響することがあります。
人間不信の原因や、人間不信に関連する病気には、いくつかあります。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)
自分または近しい人が心的外傷的出来事にさらされることで、出来事に関連する苦痛な記憶や感情を呼び起こす人を避けたり、他者に対して否定的な信念を持ったり、人に対してイライラしたり怒ったり、過剰に警戒したりすることがあります。
発達障害
コミュニケーションに苦手さをもつことがあり、他者との関係の取り方がうまくいかなかったり、いじめにあったりした経験から、人間不信になりやすい傾向を持つ方がいらっしゃいます。
猜疑性パーソナリティ障害
他人の動機を悪意あるものと解釈するといった、広い範囲の不振と疑い深さが特徴です。十分な根拠もないのに、他人が自分を利用する、危害を耐える、またはだますという疑いを持ったり、友人または仲間の誠実さや信頼を不当に疑ったり、情報が自分に不利に用いられるという根拠のない恐れのために、他人に秘密を打ち明けたがらなかったりすることがあります。
回避性パーソナリティ障害
好かれていると確信できなければ人と関係をもちたがらなかったり、批判や拒絶を恐れて対人関係を積極的に築けなかったりします。
人間不信は優しい人がなりやすいというのは本当ですか?
人間不信は優しい人がなりやすいというのは本当ですか?
人間不信になりやすい特性を持つ方は、優しい人にみえることもあります。優しくあるだけでなく、自分と相手の両方を尊重するコミュニケーションが重要です。
人間不信は優しい人がなりやすいという医学的根拠はありません。ただ、対人関係に過敏であったり、他人と対立することを極度に恐れて自分が我慢する傾向があったりする人は、他人から見ると、遠慮深く、優しく、繊細だ、と思われやすい側面はあるでしょう。
健全な人間関係を築くためには、優しいことや自分が我慢することだけでは困難な場面も多く、自分の考え、欲求、気持ちなどを率直に、正直に、その場の状況にあった適切な方法で述べることが重要です。
このような、自分も相手も大切にした自己表現をアサーティブコミュニケーションと呼びます。
「人間不信」とはどのような症状ですか?
「人間不信」とはどのような症状ですか?
人間不信とは、人を信用することができない状態のことです。必ずしも病気というわけではありません。
”不信”は英語では”distrust”という単語であらわされ、人間不信とは「人を信用しない状態」をさします。人間不信になる原因はさまざまで、過去の個人的な経験に基づく場合や、個人のパーソナリティ特性や発達特性が影響している場合があります。
人間不信を直接測定する尺度はありませんが、”自己肯定意識調査”の対他者領域(他者との関連のなかで自分をどのように位置づけているか)の中に、”自己閉鎖性・人間不信”という項目があります。
”私は人を信用しない”や”他人に対して好意的になれない”という表現ではかられることがあります。
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精神科・心療内科
日下 慶子 監修
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