アナモレリン(エドルミズⓇ)は何に適応がありますか?
切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん、胃がん、膵がん、大腸がんのがん悪液質に適応があります。
アナモレリン(エドルミズⓇ)は、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん、胃がん、膵がん、大腸がんのがん悪液質患者さんで、栄養療法等では十分な効果がみられない患者さんに適応があります。
がん悪液質は、進行がん患者さんの約80%にみられます。典型的な症状は体重減少と食欲不振ですが、うつや不安などを伴う場合も多く、患者さんのQOL(生活の質)を著しく低下させます。
したがって、がん悪液質に対する積極的な治療を行って食欲を増進させ、体重の減少を阻止することは、抗がん剤による効果を高めたり、副作用を減らしたり、さらには生存率を向上させることにつながるものと期待されています。
薬の使用については、医師や薬剤師に相談してください。
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最終更新日:
東北大学病院腫瘍内科 腫瘍内科
梅垣 翔 監修
(参考文献)
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