セレギリン塩酸塩（エフピーⓇ）の作用機序は何ですか？
ドパミンやセロトニンの分解酵素を阻害し脳内のドパミン量を増加させ、パーキンソン病の症状を改善します。
セレギリン塩酸塩は、ドパミンやセロトニンの分解酵素であるモノアミン酸化酵素B（MAO-B）を阻害し、パーキンソン病の手足の震えや動作緩慢、筋肉の拘縮などの症状改善に効果を発揮します。
パーキンソン病はドパミンを出す神経が障害を受け、ドパミンが減少することで発症します。セレギリン塩酸塩の服用によってMAO-Bを阻害することで再取り込みが抑制されて、脳内のドパミン濃度が40～50％上がったと報告されています。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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