エンパグリフロジン(ジャディアンスⓇ)で下肢切断は増えますか?
国内や海外で実施された臨床試験では、本剤が直接原因となる下肢切断のリスクの増加は認められませんでした。
エンパグリフロジン(ジャディアンスⓇ)の国内や海外で実施された臨床試験では、下肢切断関連の事象はみられたものの、本剤が直接原因となる下肢切断のリスクの増加は認められませんでした。
しかしながら、同様の作用をもつ他の製剤(他のSGLT2阻害薬)の海外臨床試験において、下肢切断のリスク増加が報告されたこと、そして、そのメカニズムが明らかになっていないことなどから、下肢切断は本剤の重要な潜在的リスクと考えられています。
また、糖尿病の患者さんの場合、神経障害や血流障害による合併症などによって、糖尿病ではない人に比べて下肢切断のリスクは高くなります。そのため、日頃からフットケアをしたり、ケガをしないように注意するなど、予防を心がけることが重要です。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
日本ベーリンガーインゲルハイム.“ジャディアンス錠 添付文書”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/650168_3969023F1023_1_17,(参照 2024-06-14).
くすりのしおり.“ジャディアンス錠10mg”.くすりのしおり.https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=40607,(参照 2024-06-14).
ベーリンガーインゲルハイム.“ジャディアンス錠 医薬品インタビューフォーム”.ベーリンガーインゲルハイム.https://www.bij-kusuri.jp/products/attach/pdf/jadt10if.pdf,(参照 2024-06-14).
ベーリンガーインゲルハイム.“ジャディアンス錠 10 mgジャディアンス錠 25 mg に係る医薬品リスク管理計画書”.ベーリンガーインゲルハイム.https://www.bij-kusuri.jp/products/attach/pdf/jad_t_rmp.pdf,(参照 2024-06-14).
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